9月5日に開催された結い2101受益者総会の詳細レポートの2回目は鎌田社長の挨拶です。循環型社会を実現するために個人個人で出来ることを何か一つでも行動しようという呼びかけがありました。
第6回「結い2101」受益者総会
〜循環型社会創造元年〜
京都議定書が交わされたこの地で民間の力で循環型社会を再構築する
日時:2015年9月5日(土) 10:00〜17:00
場所:国立京都国際会館アネックスホール
主催:鎌倉投信株式会社
これまでの歩み
鎌倉投信は受益者267名から始まり、今年1万人を超えました。純資産総額も3億円から200億円弱まで増えました。ただ、ここまでほとんど平坦な道ということはありませんでした。ヨーロッパや中国に端を発した危機や東日本大震災など様々な困難の中である程度形にすることが出来たと思っています。
これは困難な時でも寄り添って下さったお客様がいたから出来た事です。今振り返るとその中でも東日本大震災の時が最も思い出深い時でした。こういう時だからこそ本当に必要とされている会社に投資したいという祈りのようなお金が集まりました。
直近の日本株が急落するような場面にも皆さんがしっかり買い支えてくださっています。先週、先々週は過去最大の入金件数だったと思います。
運用方針を貫くために
鎌倉投信には38名の個人株主がいますが、他の国でも100年を超えるような運用会社はみな独立系と呼ばれる会社ばかりです。私たちは自分達の運用方針を貫けるようになりたいと考え、独立系の道を選択しました。
自分達が運用する方針、商品の質について魂を込めてやっていない会社が多くありますが、私たちはこれからも質の高い商品を作り続け、更に磨【いていきたいと思います。
循環型社会創造元年
今年は循環型社会創造元年というテーマで受益者総会を開催しています。循環型社会、それは持続的な社会をつくっていくことです。日本を含めた先進社会では一通りモノは行き渡りましたが社会の質は決してよいものではありません。
金銭的尺度で評価するのでは無く、私たちの物差しを少し変えていかないといけないのではないか、今日登場する会社にはそのヒントが隠されていると思います。
今を生きる私たち一人一人に託された役割は自分にできるちょっとしたことをしていく事ではないでしょうか。
応援している会社の紹介
企業展示で来て下さっている中で投資先の会社は新井が紹介するので、他の会社を紹介します。
スワンベーカリーは創業10周年を迎えた美味しいパン屋です。今日も朝から障がい者がパンを焼いてきてくれました。私たちが投資しているヤマトホールディングスの子会社でもあります。
少年兵の自立支援をしているテラ・ルネッサンス、そして新井が出演したNHK プロフェッショナルでも放映されたフェアトレードカンパニー。和えるでは日本の伝統技術のすばらしさを感じて欲しいと思います。
日新堂印刷が作る一枚のエコ名刺から社会を変える事が出来ます。プライベートで名刺を作る時はぜひお願いします。そして1% for the Planetのパタゴニアは循環型のリーディングカンパニーです。
何か一つでも関わりを持つ
これらの会社全てに対しては難しいかもしれませんが、何か一つでも関わりを持てるのではないでしょうか。受益者総会は単なる運用報告会ではありません。鎌倉投信、お客様、いい会社がつながること、それが鎌倉投信の志なんです。
2014年のダボス会議で安倍首相が日本の経済的復活を印象づけた1年後、日本は再び混迷を生もうとしています。お金が力を持った金融資本主義でも国が力を持つ国家資本主義でもなく、和の精神を持った資本主義が求められているのではないでしょうか。そしてそれは日本の国民だからこそ実現できるのではないかと思います。
世の中はもっともっとよくなるのではないでしょうか。あっというまの6回目になりました。いろんな事を感じてここから始まればいいなと思います。
【受益者総会(2015)レポート】