りそなアセットマネジメントのESGインデックスファンド『Smart-i 世界株式気候変動インデックス』に投資しました。
このファンドは、日本を含む先進国の株式のうち、低炭素社会への移行に対する取組みが高く評価される銘柄の構成割合を高めたMSCIワールド気候変動インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指します。
■ MSCIワールド気候変動インデックス(配当込み、円換算ベース)とは
MSCI Inc.が開発したMSCIワールド気候変動インデックス(配当込み、米ドルベース)をもとに委託会社が円換算して計算したものです。MSCIワールド気候変動インデックス(配当込み、米ドルベース)は、日本を含む先進国の株式を 対象とするMSCIワールド指数(親指数)の構成銘柄から一部銘柄を除外し、MSCI Inc.独自の低炭素経済移行リスク評価をもとに各銘柄のウエイトを決定する指数で、配当を考慮したものです。
■ 指数の特徴
- MSCI Inc.独自の低炭素経済移行リスク評価を用います。当該評価は、低炭素社会への移行に関連するリスクや機会に対する評価対象企業のエクスポージャーとマネジメント力を総合的に測定することにより、低炭素社会への移行に対して当該企業がどの程度、先進的な取組みを行っているか、もしくは後れをとっているかをスコアリングとカテゴリー分類によって明確にすることを目的としています。
- E/S/Gそれぞれの要素(とりわけEの要素)に負の影響を与える可能性がある不祥事について分析し、スコアが低位の企業は除外されます。
- 非人道的兵器、核兵器など問題のある兵器製造、タバコ関連事業に関与する企業、一般石炭の採掘や販売から一定以上の収益を得ている企業等は除外されます。
- 構成された指数は、EUの「気候変動に関連するベンチマーク」の最低要件を充足するよう定められた、MSCI Inc.独自の要件を満たします。
■ 指数のリスク・リターン
まだ運用が始まって間もないため、指数の過去実績ベースでリスクとリターンを確認します。先進国株や日本株よりもリスクが低く、平均リターンは高かったようです。(あくまでもこの期間では)
※交付目論見書より抜粋
■ 組み入れ上位
新興国を含みますが、MSCIオールカントリーと上位10社を比較すると気候変動インデックスではユナイテッド・ヘルス、JPモルガンがいなくなり、替わりにジョンソン・エンド・ジョンソンとイーライリリーが入っています。
脱炭素社会への移行に積極的に取り組む会社のポジションが高くなるのでトップはNVIDIAになっています。脱炭素の取組はもちろん積極的にしているんでしょうが、それってマッチポンプではないかという気もします。でも、そこはインデックスファンドなので受け入れます。
※2023年7月末月次レポートより抜粋
まだ新しいファンドなので2023年7月末の月次レポートで6か月間のリターンを比較すると
- Smart-i 世界株式気候変動インデックス 26.4%
- Smart-i Select 全世界株式インデックス 19.8%
でした。
今は気候変動インデックスの方がリターンが高いですが、いつもこういう結果になるわけではないと思います。