GPIFが国内株でのESG投資を始めましたが、グローバル株式におけるESG投資として環境指数の公募を始めました。
気候変動など環境に関する課題は世界的な問題であろうとの判断からグローバルでの環境株式指数を公募することになりました。
グローバル環境指数公募の内容は下記の通りです。
- 気候変動などの環境問題はグローバルの課題であることを鑑み、同じコンセプトに基づいた、(ⅰ)グローバル株式(除く日本)、(ⅱ)日本株式、それぞれを構成銘柄とした 2 つの指数を提案すること。なお、比較分析のため、グローバル株式(含む日本)を構成銘柄とした指数もあわせて提出いただくことが望ましい。
- 特定の業種・業態の企業を一律に除外する(いわゆるネガティブ・スクリーニング)の手法によらず、環境の課題解決を後押しするコンセプトに基づく指数であること
- 時価総額加重指数(親指数)と同程度のリターンが期待され、長期的にはリスク調整後のリターンの改善が期待される指数であり、かつ過去のパフォーマンスやバックテストの結果が概ねそれを裏付けるものであること
- 環境を中心に ESG 要素のみに基づいて、銘柄選定を行うこと
- 評価手法の客観性、中立性、透明性が高い指数であること
- パッシブ運用に必要な指数データが適切に開示されること
- 特定の銘柄、スタイル等への過度な偏りがないこと
- 相当程度の投資が可能なキャパシティを持つこと
グローバル株式への投資においてもESG投資をするのはいいとして、環境に限定してしまったことについては本当にそれで良かったのかなと思います。そして公募条件を見ると結構注文の多いインデックスに仕上がっています。
日本株において環境指数の採用が見送られていましたが、グローバル株式ではどうなるでしょうか?公募の締め切りは2018年1月31日です。