いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

このファンドがすごい!日本株式インパクト投資ファンド(りそなアセットマネジメント)

お盆休みになんかいい投資信託ないかな〜と探していたらとんでもないファンドを見つけてしまいました。

日本株式インパクト投資ファンド(りそなアセットマネジメント)

です。

まずこのファンド、65ページからなる、かなりしっかりしたインパクトレポートを出しています。インパクトレポートというとベイリー・ギフォードインパクト投資ファンドのレポートが凄いと思っていましたが、あの比ではありません。

https://www.resona-am.co.jp/fund/120021/pdf/impact_report.pdf

チーフファンドマネージャーの羽生さんの熱いメッセージから始まり、りそなの目指すインパクト投資の定義付け、10の課題領域とそれに紐付く投資先の説明、インパクトの時系列評価などなど盛りだくさんです。

しかも、変態的なのはこのファンド、今年の6月に信託約款の変更をしています。なかなか信託約款は変更されないのですが、何をしたかというと運用の基本方針に社会的インパクトの創出も目指して運用を行っていることを明記したという内容です。

インパクト投資なんだからそりゃそうだという内容ではありますが、信託約款にそれを明記する勇気が凄いです。

こちらにインパクトレポートを作った担当者インタビューがありますが、これまた必見です!

note.com

今年の7月には個別銘柄レポートも発行され、投資先への理解はますます深まります。

https://www.resona-am.co.jp/fund/120021/pdf/meigara_report.pdf

組入先の会社はわずか28社とかなりの集中投資っぷり。月次報告でも組入先の会社を説明しているのですが、なかなかの熱の入りっぷりでかなりの熱量をもって運用されているのが伝わります。

とても残念なことに販売会社はりそな銀行のDC(確定拠出年金)のみ。ある意味りそなの直販ファンドというわけです。しかもiDeCoや確定拠出年金限定という事はほぼ積立限定という事です。熱いぜ!

ちなみにこれの海外版もあってその名もグローバルインパクト投資ファンド(気候変動)。

当然?こちらもりそな銀行のDC(確定拠出年金)のみでの販売です。もちろんインパクトレポートもありますし、充実っぷりは日本版と遜色ありません。

見る人が見たら残念に思うであろうポイントとしては、日本もグローバルも一言で言うとリターンがよくありません。

でも、セゾン投信もあんな事になっちゃたし、iDeCoを楽天証券からりそな銀行に変えようか?そんなことも考えるくらい熱いファンドでした。

できれば、ネット証券で販売してもらえませんかね?このまま埋もれ続けるには惜しすぎるファンドです。

りそなアセットマネジメントのファンドを色々見ていたらグローバルな集中投資ファンドがあったり、ESGインデックスファンドが豊富だったり見所が沢山ありました。

もともとは米国株の個別投資を止めてそれっぽい値動きのファンドを探していたらESGファンドにあたって、そこからクロールしていてりそなアセットに辿り着いたんですよね。

そっちの話もブログに書こうと思っていたら、投資はできないもののすげーファンドを見つけてテンションがめちゃくちゃ上がったという話です。

せめてもの気持ちという事で、りそな日本中小型株式ファンド「愛称:ニホンノミライ」に投資することにしました。こちらのファンドの特徴は『社会の構造変化に伴い生じる「社会的な課題」の解決にビジネスの観点から取り組み、持続的かつ安定的に成長することが期待できる銘柄を厳選して投資を行います。』という事で、インパクト投資ほどではなくてもちょっと近い印象のファンドです。

こちらはネット証券で買える上にリターンも良くて、2023年のリッパーファンドアワードで最優秀ファンドに選ばれていたりします。まさに正反対。

そうはいっても、私としてはインパクト投資ファンドに投資したい!

悶々とした日々が続きそうです。