ひふみのあゆみを元に3月のひふみ投信を振り返ります。
ひふみ投信、ひふみプラスがリッパー・ファンド・アワード・ジャパン2016で最優秀賞ファンド賞を受賞しました。おめでとうございます!
月次リターン
ひふみ投信の3月のリターンは+10.53%でした。参考として配当込TOPIXが+4.83%、Russell/Nomura Mid/Smallが+5.10%でした。3月は反発相場となりましたが銘柄選択効果を生かしてひふみ投信らしいリターンを残しています。
※東証の指数ラインナップ Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
月は営業日ベースでは流入が11営業日(50%)に対して流出が11営業日(50%)と反発局面で利食いが目立ちました。営業日ベースでは流入と流出で半々ですが資金量という面ではしっかりプラスです。
ひふみプラスは流入20営業日(91%)、流出2営業日(9%)と流入が優位で直販でなくてもしっかり毎月資金が入ってくる事が確認できた月でした。
純資産総額はひふみ投信が308億円、ひふみ投信マザーファンドが1,108億円でした。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は23.95%です。今回は1月で10%超の上昇という嬉しいボラティリティ(値動き幅)でしたが、依然としてリスクが高い日々が続いています。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は96.3%と株式比率をぐっと引き上げました。一方で投資銘柄数も124と増やしつつ、上位銘柄への集中度合いも高めています。狙った銘柄に注力しつつもしっかりと今後を見据えた仕込みを行ったという事ですね。
上位投資銘柄
3月の上位入れ替わり銘柄はアウトソーシング、ヒト・コミュニケーションズ、デジタルガレージでした。ヒト・コミュニケーションズはこれからの人材不足を補う会社、デジタルガレージはシリコンバレーにネットワークのあるインターネット関連の投資会社です。フィンテックやVR、ARといった分野への投資が期待されます。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは樋口さんが初登板です。
運用報告会の資料はこちら
- リッパーファンドアワードでひふみ投信(5年)、ひふみプラス(3年)が最優秀ファンド賞を受賞した。
- 小売業は消費税増税延期を織り込み始めたのではないか
- ブロックチェーンやフィンテック、民泊、IoT、人工知能などまだ実需を伴っていないテーマにも注目
- 外国人の売り越しがたくさんあるのは輸出ハイテク企業の業績見通しが悪いから
1年前のひふみ投信