ひふみのあゆみを元に7月のひふみ投信を振り返ります。
月次リターン
ひふみ投信の7月のリターンは2.81%でした。参考として配当込TOPIXが6.18%、Russell/Nomura Mid/Smallが5.27%でした。
※配当込み株価指数の機関収益率(日本取引所グループ) Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
純資産流入日率は55%でしたが金額は平均的な水準です。ひふみプラスは流入17日、流出2日とこちらは堅調でした。
流入:11営業日(55%) 流出:9営業日(20%)
純資産総額はひふみ投信が320億円、ひふみ投信マザーファンドが1,194億円でした。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は26.59%です。先月と比較してそれほど変わっていません。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は96.2%と少し上がりました。銘柄数は4銘柄増えて122、上位10銘柄の比率は19.87%と分散傾向にあります。
上位投資銘柄
7月の上位入れ替わり銘柄はソニー、ジェイコムホールディングス、トラスコ中山の3銘柄でした。
ソニーを組み入れた理由は円高傾向にあることから輸出ハイテクの大型株を持ちたかったという背景があります。任天堂がPokemon GO関連で上昇しましたがソニーもVR関連で注目を集めると思われます。ソニーは国内金融部門の比率が高く、為替ヘッジもしっかり行っているので円高に強いという側面もあります。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは八尾さんです。
運用報告会の資料はこちら
- 7月は猫の目相場で上旬はBrexitからのリバーサル相場、中旬は米国雇用統計と参議院議員選挙が終わった事によるリスクオン、下旬はヘリコプターマネーと経済対策に注目が集まった
- 日米の金利差が縮小すると円高、広がると円安になる傾向があり、マーケットとしては円安が望ましいが方向性としては円高傾向にある
- ひふみ投信は円高一方向のポートフォリオではないが下がれば輸出ハイテク株へ投資していく
- 任天堂への投資については7月に投資していて一時的にポートフォリオの2番目くらいだったが、株価が3万円くらいの時に売却している
株価はモメンタムとファンダメンタルの要素があるが今回はモメンタム要素で株価が上昇していたが最終的にはファンダメンタルで支えきれないくらいまで上昇したと考えている - 今後は任天堂の変化に注目すると同時にVR、AR関係でマイクロソフトなどにも注目
1年前のひふみ投信