ひふみのあゆみを元に8月のひふみ投信を振り返ります。
月次リターン
ひふみ投信の8月のリターンは-4.27%でした。参考として配当込TOPIXが0.55%、Russell/Nomura Mid/Smallが-1.75%でした。
※配当込み株価指数の機関収益率(日本取引所グループ) Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
純資産流入日率は59%に増えましたが流入額は7月よりも減りました。ひふみプラスは流入22日、流出0日で流入額も7月と比較して70%増です。
流入:13営業日(59%) 流出:9営業日(41%)
純資産総額はひふみ投信が311億円、ひふみ投信マザーファンドが1,187億円でした。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は26.72%です。ほぼ横ばいが続いています。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は96.5%と少し上がりました。銘柄数は2銘柄増えて124、上位10銘柄の比率は21.17%でした。
上位投資銘柄
8月の上位入れ替わり銘柄は井関農機、東京センチュリーリース、セプテーニ・ホールディングス、アルバックでした。中小型株中心のポートフォリオに大型株がちらほらと見えるようになりました。大型のバリュー株を組み入れていて方向性としては合っていたものの規模感が足りず、8月は株価指数に対して遅れを取ったと振り返っています。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは佐々木さんです。
運用報告会の資料はこちら
- 8月は日銀のETF購入枠が3億円から6億円になったことを受けて成長株が売られ、割安な銘柄が買われる展開になった
- 噂より確度の高いレベルで囁かれているのが原油国が株式を売却したというもの。日本の成長株は円高の影響でドルベースでの利益が出ていたので大きく利食いした模様。
- 昨年夏から景気後退していたが脱しつつあるのかもしれない
- このまま成長株が売られ、バリューが買われるのか判断している最中
- 9月21日の金融政策決定会合が重要なイベント。日銀が金融引き締めに向かった場合は成長株への投資から降りることも検討。
- 今後の見通として内需の大型に弱気。下がるようであれば年末にかけて自動車銘柄などに投資するかも。他にも医薬品や食品などこれまで高くて買えなかった銘柄に投資していくことも。
1年前のひふみ投信