コモンズ投信から新しい運用体制が発表されました。
発表内容は3月1日付で運用部の原嶋さんがシニアアナリスト兼ESGリーダーに就任、3月31日付で渋澤さんがESG最高責任者と投資委員会メンバーから退くという内容です。
渋澤健さんは新しい資本主義実現会議のメンバーにも選ばれたりして、いろいろな所に顔を出すようになったことで利益相反を疑う人も現れたそうです。そうした事は無いと思いますが、投資の現場から身を退くことによるメリットを取ったということでこれは良かったのではないでしょうか。
コモンズ30ファンドの合議制という特殊な運用体制は運用メンバーが入れ替わりながらもコモンズ30ファンドらしい運用を継続するために機能してきた仕組みですし、ESG的な観点は原嶋さんが中心になって今後は投資委員会で発言されることになるんだと思います。
原嶋さんからのコメントにもあったのですが、ESG投資の存在感が大きくなる中で本質的に変わっていないんではないかという事象も起こっているそうです。あえてESGファンドと言っていないけれどもしっかり以前からESGも考慮した運用をしているコモンズ投信に今後も期待しています。
でも、2月1日付の人事は2月に発表して欲しかったです。(渋澤さんの件と紐付けて発表したかったんでしょうが)
※当初、2月1日付で原嶋さんがシニアアナリスト兼ESGリーダーに就任というリリースがありましたが、3月1日付けに修正がありました。