ひふみのあゆみを元に1月のひふみ投信を振り返ります。
1月は年初からいきなり相場が下げ続け、29日には日銀がマイナス金利を発表するなど荒々しい月となりました。
月次リターン
ひふみ投信の1月のリターンは-4.07%でした。参考として配当込TOPIXが-7.44%、Russell/Nomura Mid/Smallが-6.52%でした。反発局面でいつものように強さを見せてくれています。
※東証の指数ラインナップ Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
月は営業日ベースでは流入が18営業日(94.7%)に対して流出が1営業日(5.3%)でした。年初からいきなり株価が下がる中、しっかりと流入が続きました。ひふみプラスは19営業日全日流入とこちらもしっかり。金額ベースでも大きな金額となりました。
純資産総額はひふみ投信が287億円、ひふみプラスが712億円。ひふみ投信マザーファンドが1,000.5億円でした。遂にマザーファンドベースで1,000億円突破です。
おめでとうございます!
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は20.81%です。2016年年初からボラティリティの激しい相場となったため再び日次リスク(250日)が20%を超えました。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は92.4%でした。もともと12月末に現金比率を11%と多めにしていたもののこんなに早く下がるのは想定外だったそうです。一時期株式比率を97%くらいまであげましたが、月末にかけて値を戻したところでやや現金を増やしています。
上位投資銘柄
1月の上位入れ替わり銘柄はGMOインターネット、ヒト・コミュニケーションズ、ダイフクの3社でした。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは栗岡さんでした。
- 下げ相場の初期でマーケット並みに下げるが、反発局面で市場よりも上昇するひふみ投信らしさは健在
- 原油安や中国関係、サウジアラビアが不安定だったりしばらく悪そう
- 為替について貿易収支と円レートは長期的に相関している
足下では貿易収支が黒字になったので円高要因 - 日本の景況感はデフレっぽくなっており昨年GW後くらいが景気のピークだったのではないか
- マイナス金利導入で日銀は大手銀行や地銀の収益を犠牲にしてまで民間企業を良くしたいと考えている
- 2016年は厳しい年になりそうと言っていたが、その中でも挑戦するヒト・企業が評価される時代になってひふみの得意な相場になりそう
- 日本の時価総額上位10社はトヨタ自動車、三菱UFJFG、NTT、NTTドコモ、日本郵政、JT、ソフトバンク、KDDI、ゆうちょ銀行、ホンダと古くからの会社が多いがアメリカはアルファベット(google)やFacebookなど若い会社も時価総額上位に顔を出している
- 量的緩和ではゾンビ企業が生き残ったが質的緩和では挑戦する成長企業が評価されるのではないか
ひふみ投信全国ありがとうキャラバンが始まりました。東京の様子を伝える動画がアップされています。全国ありがとうキャラバンのブログも始まっています。
1年前のひふみ投信