ひふみのあゆみを元に11月のひふみ投信を振り返ります。
月次リターン
ひふみ投信の11月のリターンは+5.84%でした。参考として配当込TOPIXが+1.42%、Russell/Nomura Mid/Smallが+2.21でした。11月はTOPIXに劣後しましたが、今月は見事にやり返しています。
※東証の指数ラインナップ Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
月は営業日ベースでは流入が13営業日(68.4%)に対して流出が6営業日(31.6%)でした。金額ベースでは戻したものの流入日の率では下げ続けています。また、外販のひふみプラスでは月末にかけて大きく売りが出ており11月も流入金額の減少傾向は続いています。
純資産総額はひふみ投信が280億円、ひふみプラスが635億円。ひふみ投信マザーファンドが915億円でした。マザーファンドベースで1,000億円が見えてきましたね。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は18.01%です。一旦、急上昇しましたが落ち着きを取り戻したように見えます。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は90.86%と現象しました。銘柄数は前月比で変わらず。上位10位比率はわずかに現象しました。
上位投資銘柄
11月の上位入れ替わり銘柄はしまむら、GMOインターネットの2社でした。上位から消えたシスメックスは継続して保有しています。
しまむら:
少し景気そのものがダウンしてる感じ。デフレ関連の消費が伸びる事への備えとして投資。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは運用部長の渡邊さんでした。
- 11月はまたひふみ投信が保有している銘柄が大きく上がった
- ひふみ投信はアベノミクス相場の始まった2012年11月から比較してもTOPIXに勝っている
- 官製相場は苦手だが付いていくようにしていてどんな相場の時にも対応できるようにしている
- TOPIXは参考指標であり、真剣に勝つことも目標にしているがそれだけではない
- TOPIXは図体のでかいボクサー、ひふみを小柄なボクサーに例えると10月のように時々重いパンチを食らうこともあるが、機動力を生かしてジャブを打っていく
- 2016年の展望として強気ではなく、これまで通り地味で地道な企業群に引き続き投資していく
- 独自の成長要因のある企業が上がるひふみ投信の相場になるのではないか
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