ひふみのあゆみを元に7月のひふみ投信を振り返ります。
月次リターン
ひふみ投信の7月のリターンは+3.72%でした。参考として配当込TOPIXが+1.79%、Russell/Nomura Mid/Smallが+2.65%でした。
5〜7月にかけて中小型株が優勢でしたが7月もひふみのターンが続きました。
※東証の指数ラインナップ Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
7月は毎日コンスタントに流入が続き、最終的に11億円の純流入でした。営業日ベースでは流入が19営業日(86.4%)に対して流出が3営業日(13.6%)でした。
姉妹ファンドのひふみプラスも71億円の流入と勢いがついています。
純資産総額はひふみ投信が244.81億円、ひふみ投信マザーファンドが708.65億円でした。ひふみ投信の占める割合がほぼ3分の1まで下がってきましたね。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は14.24%です。少しずつボラティリティが上がってきましたね。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は91.1%と下がった一方、上位10位比率は22.17%と上位には集中しています。投資銘柄数は103と3銘柄減りました。
好材料と悪材料が拮抗している状況で8月も少しふやす見通し。美味しくはないが撤退するには惜しい鶏肋な状況とみています。現金比率は10〜15%まで上げていく予定です。
上位投資銘柄
7月の入れ替わり銘柄はSBIホールディングス(3位)のみでした。SBIはもともと投資していた銘柄ですが、前年度が好業績だったことから今後減益が見込まれ、株価が割安になったという判断のもと、買い増ししています。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは蛭田さんでした。
- 7月はギリシアや中国の問題が嫌気され、株価が乱高下した月だった
- 7月9日は前場でファンドが-6%という場面もあったが、結果的に安値で購入することが出来、終値ベースではプラスになった
- 内需グロースと中小型株にお金がまわってきたのが好成績につながった
- これまで業績と株価が連動してこなかったが、ここから連動していくようになるとアナリストとしてもやりやすくなる
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