ひふみのあゆみを元に6月のひふみ投信を振り返ります。
月次リターン
ひふみ投信の6月のリターンは+2.55%でした。参考として配当込TOPIXが-2.42%、Russell/Nomura Mid/Smallが-1.58%でした。6月は一転して大型株相場からひふみ投信が得意とする小型成長株相場へ。久しぶりの会心の勝利ではないでしょうか。
※東証の指数ラインナップ Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
6月も引き続き5億円の純流入でした。営業日ベースでは流入が17営業日(77.3%)に対して流出が5営業日(22.7%)でした。
純資産総額はひふみ投信が225.19億円、ひふみ投信マザーファンドが603.31億円でした。ひふみ投信が37.3%を占めています。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は13.62%です。前月から少しだけリスク水準が上昇しました。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は95.22%と上昇し、上位10位比率も3ヶ月ぶりに20%以上になりました。投資銘柄数は106のままです。
上位投資銘柄
6月の入れ替わり銘柄は楽天(3位)、U-NEXT(4位)、江崎グリコ(9位)の3銘柄でした。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは八尾さんでした。(→配布資料)
- 6月はマーケットが荒れたがひふみの投資先である守りながら増やす銘柄が上昇した
- 中小型株への投資比率を増やしている
- 日銀短観を見ると順調に景気は回復している
- 製造業の設備投資への増額が期待できる
- 中小企業にも受注がたくさんあり資金繰り状況は大きく改善している
【運用部の活動報告】
蛭田:インフラ関係に注目
渡邊:三大監査法人が監査した東芝で問題が発生しており、今後は監査役にも反対決議を入れてくる機関投資家が出てくるかも
栗岡:人手不足が深刻化しており、経営者も不足している
【関連記事】