いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

奥多摩の森を散歩しました

先日、奥多摩の東京・森と市庭を訪問してきました。

東京・森と市庭はトビムシが奥多摩で林業再生とそれによる地域再生を行う会社です。奥多摩の大山主さんが山を現物出資したというのが面白いですね。

トビムシの他にチームネット、ディーサイン、R不動産といった森からすると出口にあたる企業からも出資を受けています。ちゃんと出口を確保するの大事です。

社有林を散歩してきました。左右に杉と檜が植えられていて植生の違いがよくわかります。

f:id:m-at:20140903104651j:plain

上が杉で下が檜。檜の森は下草があまり伸びません。

f:id:m-at:20140903105334j:plain

ところどころ木肌がはげているのは皮むき間伐と呼ばれる木の皮を剥くことで立ち枯れさせているところです。皮むきした木は水分が上に届かなくなる事で葉枯れし、徐々に乾燥していきます。

結果的に倒れた時には乾燥した木が出来上がり、軽くなっているので搬送も楽になるというメリットがあります。時間はかかりますが。

北海道でこういう木の皮が剥けているのは間違いなく鹿の仕業ですが、人間がこうやって間伐に使う方法もあるんですね。

こちらがトビムシの竹本さんが女優の鶴田真由さんとの対談記事「鶴田真由さんと、森で途方に暮れながら」の表紙の写真を撮った場所です。奥多摩ではこういった平らな土地は貴重なんだそうです。

f:id:m-at:20140903104854j:plain

登っていくとだんだん立派な木が現れて来ます。
こちらは西粟倉の百年の森のように光も入って気持ちのいい森でした。森は光のデザインという言葉を実感します。

f:id:m-at:20140903105729j:plain

更に登って行くとわさび田がありました。きれいな水がある奥多摩では江戸時代からわさびが作られていました。

f:id:m-at:20140903110344j:plain

きれいです。(わさびは苦手ですが・・・)

f:id:m-at:20140903110255j:plain

お昼は鳩ノ巣駅前にある喫茶山鳩へ。ハヤシライスとそばサラダが美味しいという事だったのでセットを。

f:id:m-at:20140903114239j:plain

そばサラダはさっぱり、ハヤシライスはこってりと両方とも美味しかったです。ハヤシライス、久しぶりに食べたな〜。

f:id:m-at:20140903115132j:plain

奥多摩フィールド(旧小河内小学校 )で事業内容などもお聞きしました。
東京の森を都市部とつなげる大事な役割を果たす事になりそう。ワクワクします!

f:id:m-at:20140903125836j:plain

奥多摩駅前にある古民家も見学させていただきました。当初カフェにする予定でしたが、ちょっと違った形になりそう。リニューアル後の姿が楽しみです。

f:id:m-at:20140903100854j:plain

東京・森と市庭ではディープな森の里づくりプロジェクトを10月〜11月の休日に開催しています。DASH!村のような里づくりに1泊〜2泊でチャレンジします。

うちも第一回の10月4日〜5日の回に参加してきます!

お話を聞いていて西粟倉での活動が他の地域でのやる気に火を付けた具体例なんだなと。湿った木の様になかなか着火はしにくいかもしれません。でも、点から面へと徐々に広がっていくのを団扇で扇ぐ程度の追い風かもしれないけど応援していきます。