2021年12月のひふみ投信月次レポート(ひふみのあゆみ)が出ましたので確認しました。
騰落率(1ヶ月):1.31%
騰落率(1年):3.13%
現金等比率:1.75%(前月3.4%)
グロース寄りのポートフォリオを組んでいるひふみ投信にとって2021年は試練の年でした。12月もTOPIXに劣後する結果となりましたが、いずれひふみが得意とするマーケットに戻る時に備えてしっかり準備をしているようです。
ひふみに限らずグロースファンドにとって21年は試練の年でしたので、そういうものだと受け入れるしかないですね。
また、運用部に内藤誠さんという新メンバーが加わりました。前職では定量分析やクオンツファンドの開発・運用をしていたそうです。
運用報告会(ひふみアカデミー)からのメモです。
- ひふみは成長株に強く、小型が多い。2021年はラージバリューが強く二重の意味で弱い年だった。
- 成長株にフォーカスしていると何年かに一回大きく負ける年がある。20年は大きく勝って21年に負けた。22年の前半は引き続き厳しいと思われるが、取り返せるよう引き続き頑張る。
- 12月末で組入1位のトヨタは以前から10位以内に入るか入らないかという位置づけだったが、EV関係の発表などもありここから単体もしくはグループとして投資アイデアを作っていく。自動車はここから復活していくのではないか。
- 東京海上も保険会社の中ではすごい運用会社。ESGに真面目に取り組んでいてパフォーマンスが良く、上位に上がってきた。自社株買いも積極的。
- メルカリなど成長株も組み入れているが、メルカリは新興株の中で大型。経営に厚みが出てくることも期待され、サービスは日本社会にかなり浸透してきている。
- 下位銘柄は夏くらいから入替をしていて先を読みながらゆっくりとポートフォリオを変えている。気がついたらマーケットにカチっとハマる時が来る。
- 打席でバットを振り回しているやつに投資をする
- 1〜3月が仕込み時期だと思われるので、ここ3〜5年くらいに上場して未来志向な会社をしっかりと探して組み入れていきたい。
ひふみ投信、設定からずっと積立を続けています。
私にとっての主力ファンドなので21年は不調でしたが、これからその分取り戻すターンが来ると信じて引き続き投資を続けていきます。