月次報告書「ひふみのあゆみ」とひふみアカデミーの内容を元に4月のひふみ投信を振り返ります。
月次リターン
ひふみ投信のリターンは+0.99%でした。参考として配当込TOPIXが+3.55%、eMAXIS JPX日経中小型のリターンは+2.45%でした。
純資産流出入額
流入:16営業日(80%) 流出:4営業日(20%)
ひふみ投信で20億円、ひふみプラスで81億円の流入でした。ひふみ投信、ひふみプラスとも資金流入ペースが落ち着いてきました。今後の動向に引き続き注目です。
ひふみ投信マザーファンドの純資産総額は7,395億円、そのうち、直販のひふみ投信の純資産総額は1,390億円です。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は14.24%(前月末-0.48)とわずかに減少しました。相場が少し落ち着きを取り戻しつつあります。
株式・現金比率
国内株式比率は87.0%(前月比+2.7%)、海外株式の組入比率は9.0%(前月比+0.4%)と株式比率がいずれも上昇しました。
投資銘柄数は先月末と変わらず226銘柄(前月比+1)でした。銘柄は分散されていますが上位10社への比率は17.1%と上昇しています。
上位投資銘柄
ダイフク、日本電産の2社が組入トップ10の中で入れ替わりました。とはいえ上位銘柄はひふみ投信ではお馴染みの銘柄が揃っています。
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18年2月 |
18年3月 |
18年4月 |
1位 |
[外]マイクロソフト |
★[外]AMAZON.CO INC |
[外]VISA INC-CLASS A |
2位 |
★パナソニック |
★[外]VISA INC-CLASS A |
[外]AMAZON.CO INC |
3位 |
三井物産 |
東京センチュリー |
東京センチュリー |
4位 |
ソニー |
[外]MICROSOFT CORP |
[外]MICROSOFT CORP |
5位 |
東京センチュリー |
★協和エクシオ |
光通信 |
6位 |
SGホールディングス |
光通信 |
協和エクシオ |
7位 |
三菱商事 |
コスモス薬品 |
コスモス薬品 |
8位 |
★コスモス薬品 |
★ショーボンドホールディングス |
★ダイフク |
9位 |
光通信 |
SGホールディングス |
ショーボンドホールディングス |
10位 |
住友金属鉱山 |
★GMOペイメントゲートウェイ |
★日本電産 |
ポートフォリオの時価総額比率では大型株の比率が41.9%と増加しました。
ひふみ投信マザーファンドのTOPIXに対するアクティブシェアは89.8%(前月比-2.9)です。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは運用部長の渡邉さんでした。
- 4月はなかなかひふみ投信が勝てない月(3勝7敗)
- 4月はひふみらしい銘柄が揃っている内需グロースが評価されなかった
- 株価に先高感を持っており、現金比率を下げている
- ポートフォリオで増えているのは内需バリュー、減っているのは外需バリュー
- なぜ4月に負けるのか?
1.新年度入りし、決算待ちとなる
2.リバーサル、バリューが優位になる傾向がある
3.主役の海外投資家が先物でポジションを作るため個別銘柄の評価がされにくい - AIや仮想通貨関連を背景に半導体需要が増加傾向にある
- 旺盛な半導体需要の起爆剤であるビットコインの価格が5000〜6000ドルを割り込むとマイニング業者が採算割れし、半導体需要への影響があるかも
先月のひふみ投信
iitoushi-tanken-nisshi.hateblo.jp
1年前のひふみ投信