結いだよりから2017年4月の結い2101を振り返ります。
巻頭特集:
今月の結いだよりの巻頭特集はいい会社訪問 イケウチオーガニックでした。
昨年阿部社長に社長が交代して今後のIKEUCHI ORGANICはどんな方向に向かうのか、お話がありました。当ブログでも4月に東京ストアで開催された模様をレポートしています。
月次リターン
結い2101の月次リターンは1.15%。参考として配当込TOPIXが1.27%でした。毎月少しずつプラスリターンを刻んでいます。
純資産流出入額
4月は2.7億円の流入でした。3月は流出してしまいましたが戻っています。また営業日ベースで見ても流入が7割と全体の傾向として解約が一段落した感じです。
流入:14営業日(70%) 流出:6営業日(30%)
純資産額は267億円、受益者数は16,899人 (前月比+130人)です。
基準価額・日次リスク
結い2101の日次リスク(250日)は7.76%まで下がりました。これは結い2101としては最低水準に相当するもので、今後は株式比率を徐々に上げていくと思われます。
5年間の年率換算リスクは9.5%で目標としている10%以下を維持しています。
5年間のシャープレシオ(年率換算)は1.0、参考として配当込みTOPIXは0.7です。
株式・現金比率
4月はハーツユナイテッドグループやサイボウズなどに追加投資を行っています。また、未上場の日本環境設計に社債の追加投資を行いました。日本環境設計の岩元会長の講演が先日開催されたのでその模様はこちらのレポートで確認してください。
「いい会社の経営者講演」日本環境設計 岩元会長(1) 岩元会長講演レポート
「いい会社の経営者講演」日本環境設計 岩元会長(2) 鎌倉投信新井さんとの対談
上位投資銘柄
結い2101の上位投資銘柄です。基本的に均等配分ですので順位にあまり意味はありません。
投資先のニュース:
ツムラ:
ツムラの芳井順一前社長が亡くなられました。結いだよりに鎌田社長からのメッセージが掲載されています。2012年にいい会社訪問で茨城工場を見学した際に芳井さんの講演をお聞きしましたが 、ツムラを再生させるために自ら率先して改革に取り組まれた姿、そして気さくにお話してくださる姿が印象に残っています。
芳井さんのご冥福をお祈りします。
ヤマトホールディングス:
多額の残業代未払いが発覚したヤマトホールディングスですが、木川会長、山内社長が役員報酬を3割以上返上するなどトップを処分する事で経営責任を明確化する方針を明らかにしました。また、新たに1万人採用することで残業を抑制する方向も打ち出しています。
現場で起きている疲弊についてはこちらの記事が詳しいです。
ヤマトのお客さんからは単なる配達員を超えた関係であるという声も聞かれます。
ヤマトのドライバーは地域密着度が高い。配達先の人と軽い立ち話をすることもよくあり、その地域の担当ドライバーは、配達先との会話の節々から、住民の生活スタイルをある程度把握している。家族構成から勤務先や学校、出社や帰宅時間、近隣住民の仲までも。住民のことを聞かれれば町内会長や警察よりもわかる。したがって、顧客の要望に臨機応変に対応することができた。
「助かるのよね。ちゃんと在宅している時間を見計らって届けてくれるから。他の会社の人なんて午前中に来て不在票を入れていくのよ。そんな時間、いるワケないじゃないね。それに安心だしね。ヤマトは知っている顔の人が届けてくれるから」(共働きの女性)
「ヤマトさんとは、毎日のように顔を合わせるから妙に親近感持っちゃってね、身内に話せないこともヤマトさんには話せちゃうからね。そう、ヤマトさんのことを配達員なんて思ったことないわ。彼氏よ、彼氏」(60代女性)。その女性も最近、配達員がゆっくり話してくれないと嘆く。
こうした声を聞くといかにヤマトのドライバーさんが現場で頑張っていたかが伺えますね。再びドライバーさんが誇りを持って仕事が出来る環境になるよう、ヤマトホールディングスの今後の動きにも注目していきたいと思います。
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