ひふみのあゆみを元に1月のひふみ投信を振り返ります。
普通の人が普通に長期投資で資産形成するために使えそうな、より良い投信探しから始まった「一億人の投信大賞2016」で国内株式部門 1位にひふみ投信、3位にひふみプラスが選ばれました。おめでとうございます!
そして、来週2月16日のカンブリア宮殿はひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスの藤野さんが出演!ついに来ましたね。待ってましたの心境です。
昨年の運用報告会の時のテレビ取材はこれだったんですね〜。投資家仲間も予告編で出てました。
テレビ東京が見られない地域の方も番組HPで無料で見ることが出来ますよ!是非ご覧下さい。
月次リターン
ひふみ投信の1月のリターンは+2.79%でした。参考として配当込TOPIXが+0.22%、Russell/Nomura Mid/Smallは-0.06%でした。
トランプラリーと呼ばれた大型株相場は一息ついた感じで、トランプさんの不規則発言に耐えられるような業績のしっかりした銘柄が買われているそうです。
※配当込み株価指数の機関収益率(日本取引所グループ) Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
流入:7営業日(37%) 流出:12営業業日(63%)
ひふみ投信の資金流出入について日ベースでは50%を下回っているものの金額ベースでは徐々に回復傾向にあります。
外販のひふみプラスは約30億円の流出と12月ほどではないですが、継続して解約が続いています。
先日、日経の記事でも個人投資家は相場が活況になると売り越しになる傾向があると書かれていましたが、ひふみプラスにもその傾向が出ているのかもしれません。
純資産総額はひふみ投信が376億円、ひふみ投信マザーファンドが1,235億円でした。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は22.32%と低下傾向にあります。
株式・現金比率
株式比率は94.8%とわずかに減少しました。
銘柄数は3銘柄減って130、上位10銘柄の比率は18.54%でした。
現金比率も微増傾向にありますね。
上位投資銘柄
12月は上位10銘柄のうち堀場製作所、東京応化工業の2銘柄が入れ替わりました。上位銘柄は特にいじらず、株価の上下による入れ替わりという説明でした。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは渡邉さんです。
運用報告会の資料はこちら
- 1億人の投信大賞2016で日本株部門の1位をひふみ投信、3位をひふみプラスが受賞しました。
- 米国景気が回復していて大統領選挙が終わったことで不確定要素がなくなり、株価が上がっている。日本株は大型株の物色は終わって銘柄をちゃんと選別するひふみ投信の得意な展開に。
- トランプさんが日米不均衡の象徴と思っている自動車関連株はしばらくネガティブかもしれない。
- 内需大型株の比率を上げていて調味料の会社にも投資している。適切な合理化をして自助努力で伸びる食品関連の会社にも投資した。
- 中国は主な投資先である株式と不動産で二律背反なバブルを繰り返している。国のお金を信用しておらずなんとかしてお金を資産に変えようとする動きがあり、国が抑制を緩めると株か不動産にどっと資金が向かう。
- トランプさんは米中の貿易不均衡を言っているが中国の成長は既に内需由来に転換しており、11月の党大会に向けて規律を緩めて景気回復に努めているが、その後は再び規律を強めるかもしれない。
- 2017年は引き続き「地味できれいなおじさん銘柄」、「まじめなインターネッツ」に注目