ひふみのあゆみを元に6月のひふみ投信を振り返ります。
月次リターン
ひふみ投信の6月のリターンは-5.9%でした。参考として配当込TOPIXが-9.59%、Russell/Nomura Mid/Smallが-9.01%でした。
※配当込み株価指数の機関収益率(日本取引所グループ) Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
流入15営業日(68%)、流出7営業日(32%)と徐々に流入の比率が増えつつあります。金額ベースでも6億円の純流入とマーケットが軟調な中でもしっかり資金が入っていました。
純資産総額はひふみ投信が305億円、ひふみ投信マザーファンドが1,130億円でした。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は26.58%です。ボラティリティ(ブレ幅)はイギリスのEU離脱を受けて再び上昇しています。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は94.2%と少し下がりました。銘柄数は1銘柄減って118、上位10銘柄の比率は21%と更に分散が進んでいます。
上位投資銘柄
6月の上位入れ替わり銘柄はGMOペイメントゲートウェイ、ウェルネットの2銘柄でした。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは栗岡さんです。
運用報告会の資料はこちら
- 月初から株式市場は軟調だったが月末にかけてイギリスのEU離脱決定を受けて大きく下がった
- ひふみ投信は月中までTOPIXをリード、イギリスのEU離脱を受けた混乱の中で大きく下げたもののリバウンド相場で再び差を付けた(ひふみ投信 -5.90% 配当TOPIX -9.59%)
- リバウンド相場で強さを発揮出来ているのでまだひふみらしさを生かした運用が出来ている
- しばらく円高傾向のため輸出企業にとっては逆風
- デフレに逆戻りの傾向もあり、価格が下がる中で人手を確保しなくてはならない企業にとっては省力化や人手の確保が課題に
- 景気は悪化する可能性があるが、そんな時でも成長し続ける企業もある
- アメリカと日本の時価総額上位10社を比較するとアメリカの方が時価総額が大きく、経営者が若い(バフェットが一人で平均年齢を引き上げてますが・・・)
- シェアリングエコノミーがアメリカでは活況だが既存の業態との間で軋轢も生じている
- アメリカを調査したからといって必ず投資するわけではないが、調査結果は日本株にも応用できる
1年前のひふみ投信