ひふみのあゆみを元に5月のひふみ投信を振り返ります。
月次リターン
ひふみ投信の5月のリターンは+3.03%でした。参考として配当込TOPIXが2.93%、Russell/Nomura Mid/Smallが3.37%でした。
※東証の指数ラインナップ Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
流入11営業日(58%)、流出8営業日(42%)と日数ベースではまだ勢いは回復していませんが、金額ベースでは年初から減少を続けていたのを底打ちしました。
純資産総額はひふみ投信が318億円、ひふみ投信マザーファンドが1,148億円でした。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は24.83%です。ボラティリティも落ち着きつつあります。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は95.4%と少し下がりました。銘柄数は119と変わりありませんが上位10位比率は21.63%と分散が進みました。
上位投資銘柄
5月の上位入れ替わり銘柄はSCREENホールディングス、堀場製作所、ニコン、ミスミグループ本社でした。上位銘柄が内需関連中心から製造業を含んだものに変わりました。今後を見据えたポートフォリオの組み替えです。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは運用部長の渡邉さんです。
運用報告会の資料はこちら
- 5月前半はひふみがTOPIXに買っていたが後半にかけてイエレンさんの発言で円安になり、最終的にはほぼ同じに
- 1-3月にかけて設備投資は行われており、内需関連が上位のポートフォリオから製造業(設備投資関連)の比率を増やした
- ポートフォリオサイズを鑑みた早めの手当であり、すぐに結果が出るわけではないのと米国景気が腰折れしない前提の戦略
- アベノミクスは非正規雇用の給与は上がったが正社員給与はあまり上がらず、個人消費にしっかりとした追い風とならなかった
- 大手企業の設備投資関連銘柄にPBR1倍割れがまだまだある
- 海外株式への投資としては米国や中国を検討
米国にはアナリストの八尾さんが出張中だが米国でもレオスの投資哲学や調査手法は有効ではないかと報告があった - 米国企業を調査することで日本株でどのように投資したらよいかアイデアを生むこともある
1年前のひふみ投信