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425祭 in 南三陸レポート(3)南三陸編 南三陸さんさん商店街〜歌津小太郎〜福興市〜南三陸町ツアー

425祭 in 南三陸のレポートも最終回。かなりのボリュームになりますが南三陸編です。私個人としては陸前高田、気仙沼は行ったことがありましたが南三陸は初めて。友人からもいいところだよと聞いていたので訪問を楽しみにしていました。

おもてなしの宴(南三陸さんさん商店街)

気仙沼を出て南三陸さんさん商店街へ。セキュリテ被災地応援ファンドの事業者さんの食材をつかったおもてなしの宴です。昨年の425祭は金曜、土曜という日程だったので2日目からの参加でおもてなしの宴には出られなかったのですが、ツアーで一緒だった人から昨日のご飯は美味しかったと聞かされる事になりました・・・。

今年は名古屋からの参加者を南三陸商店街へ向かう途中にピックアップ。めでたく全員で同じご飯を味わうことになりました。

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東京から来たミュージックセキュリティーズの社員さんを始め、南三陸や気仙沼、陸前高田からも事業者さんが来てテントで特設会場を用意してくださっていました。

乾杯の挨拶はヤマウチの山内正文社長。被災した後いち早く福興市の開催を呼びかけるなど志津川地区のリーダー的存在です。

 山内 正文さん | 南三陸町観光協会公式ホームページ

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料理は斉吉商店さんが全体をプロデュース。豪華で美味しい料理が並びました!

こうやって美味しいものを作ってくれた人の前で美味しいって言いながら食べるのが(実際本当に美味しいんですが)、自分に出来る一番の応援なのかなって思いました。

食べて移動して、飲んで移動してまた食べて・・・を繰り返すツアーでしたが、それがツアー参加者にとっても事業者さんにとってもお互いハッピーなのではないでしょうか。

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南三陸さんさん商店街はいよいよ嵩上げの終わった場所へ移転を計画する段階に入ったそうです。力になれる時が来たら、また応援します。

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ニュー泊崎荘(宿泊)

宴の後に泊まったのはニュー泊崎荘さんでした。こちらは高台にあって津波の被害を免れたこともあり、その後避難所にもなっていたそうです。

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半島の先にあるので少し歩くと太平洋と内湾の両方が見られます。

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外海と違って内湾はこの凪です。台風の時などでもこちらはそれほどひどい事にならないそうです。

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そしてニュー泊崎荘自慢の朝食です。一人一人お釜でご飯が炊かれています。

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歌津地域ツアー(歌津小太郎・千葉さんの案内で)

二日目は歌津小太郎の千葉孝浩専務の案内で歌津地区を見て回りました。この辺りも田んぼだったのですが、津波の影響で更地になっています。

当初津波のあと3年は農作物が採れないと言われていましたが、他の地域では1年で田んぼで米が採れるようになったそうです。長く留まらず水が引いていった場所は予想されていたより酷い塩害ではなかったようです。

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津波の前まで馬場中山の海に流れる小川にかかった橋のたもとに旧工場はあったそうです。千葉小太郎社長(左)と千葉孝浩専務(右)。

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馬場中山漁港です。ちょうど最後のわかめ水揚げがされていました。漁港は一部修復されていますが、船揚場は以前として出来ていないため台風の時などはフォークリフトを使って陸地に揚げているそうです。

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ここにも高さ8mの防潮堤が出来る計画だそうですが、漁師の方は漁に影響が出ないかを心配しているとのこと。

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工場があったあたりで当時の様子を話す小太郎社長。今は土台を残すのみです。工場では大量の海水を使うため海の近くに建てられていたそうです。素材のよさを生かしたまま下処理をするには真水ではなく海水が必要なのです。

今回の経験から伝えたいこととして3つのお話をされていました。

  1. 家族で集合する場所を予め決めておく
  2. 逃げる時はまず自分の身の安全を最優先に
  3. いざという時に役立つのが保険

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小太郎社長が地震の後避難した神社です。今回の津波でも各地で神社が被災を免れていましたが、こちらの神社も同じく被災を免れました。先人の知恵はこういうところにも生かされているんですね。

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続いて新しい歌津小太郎の工場へ行きました。

ちょうど第二工場の建設中で土台が出来上がったところでした。おかげさまで商品を認められて全国の百貨店などから催事に呼ばれるようになったものの、生産量が追いつかずお断りしているそうです。現在は冷凍や冷蔵での保存ということで賞味期限が短い商品になっているのですが、第二工場では常温で保管できるような設備も導入。賞味期限も伸びるので百貨店の催事などでの販売もしやすくなるそうです。

第二工場は生産能力を拡大して全国に歌津のうまいものを届けるための工場ですが、一部スペースは店舗スペースになります。道路沿いという好立地を生かし、地元のうまいものを販売することで地域にも貢献したいという事でした。

 私たちが第二を作る理由(歌津小太郎)

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奥さんとの馴れ初めを話す小太郎社長。昔は漁師は漁に出るのに船を漕ぐ人と二人で一緒にする必要があったので船を漕ぐことができる奥さんと知り合ったそうです。孝浩さん含めて今でもとっても仲がよいのが伝わってくる家族です。

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すぐ隣にあるみなさん館でお買い物タイム。

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 歌津小太郎さんのスペースもどーんとありました。

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福興市

続いてランチを兼ねて福興市へ。こちらにはヤマウチさん、及善蒲鉾さん、マルセン食品さんも出店されています。当日は志津川湾ホタテまつり福興市でした。2011年4月に始まった復興市も今回で4周年です。

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復興市は自由行動でランチという事でしたので主にホタテをいただきました。

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南三陸町ツアー(株式会社伊藤・伊藤社長の案内で)

復興市の後は株式会社伊藤の伊藤社長の案内で志津川地区のツアーに出掛けました。この日は晴れていて海がとてもきれいでした。復興へ向けて頑張っている姿を見るのもいいですが、こうした素晴らしい風景を楽しむのもいいですね。

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マルセン食品さん、ヤマウチさん、及善蒲鉾店さん、伊藤さんが4社並んだ工場です。

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氷と書かれた建物は水産加工には氷が必須という事でヤマウチ、及善、伊藤、マルセンさんが4社協同で設立された製氷工場なんです。すごい行動力です。

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市街地に入っていくと嵩上げと防潮堤の工事が行われている様子が見えました。目の当たりにするとこんなに高いんだ!と驚く規模の工事ですが、今回の津波はこれよりも高い高さでやってきました。

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南三陸町の防災対策庁舎前へやってきました。

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こちらは震災遺構として残したい宮城県と解体して欲しいという地元の方の間で意見が割れている施設です。実際に見てみると津波の威力の恐ろしさをまざまざと見せつけられる建物なのですが、地元の方が悲劇を思い出してしまうので解体して欲しいというのも最もだと思いました。

また、助かった人はアンテナに登るなどしてと報道された事からアンテナにつかまって助かったと思われがちですが、実際はほとんどの方が非常階段の柵につかまって助かっています。実際に建物を見てみると確かに非常階段は壁の鉄筋と比較してもしっかりと持ちこたえていました。

気仙沼の共徳丸が鹿折地区から無くなって訪れる人がいなくなった。祈りを捧げるためにも残した方がよかったのでは?という声も聞いていたので実際に訪れてみる前はこちらの建物も残して欲しいと思っていました。でも、この建物は悲劇的すぎます。復興に向けて歩む人にとって心が痛む場所であっては元も子もありません。広島という大都市の中にある原爆ドームと南三陸という小さな街の中にあるこの建物では街に与える影響度も異なります。ご遺族の中にも祈るために残して欲しいという声もありますし、地元の中でも賛否両論で意見が分かれていますがしっかりと話し合って方向性を決めて欲しいと思います。

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志津川の市街地を一望できる志津川中学校からの風景です。

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震災前の写真も展示されていましたが本当に街がまるごと津波にのみ込まれてしまったんだなとわかります。

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最後に再び南三陸さんさん商店街で買い物です。

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きりこプロジェクトという南三陸の神社が氏子さん向けに作る神棚飾り(切り子)を使って街にあった様々なお店を紹介するプロジェクトがあったのですが、嵩上げ工事によってさんさん商店街にボードが移設されていました。切り子をつかったアートはデザインも素晴らしいものでした。

さんさん商店街にはイースター島から贈られた世界で2体しかないという目の入ったモアイもあります。

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1泊2日で陸前高田から気仙沼、そして南三陸と駆け足でめぐったツアーでしたが、何度か足を運ぶことで徐々に変わりつつある様子が感じられました。今年は本設の店舗を構えた事業者さんが更に増え、仮設店舗も来年には引き払わないといけないという事業者さんの声も聞きました。来年は震災から5年ということで様々なものが行政的に区切りをつけられ、事業者さんも厳しい中もう一度自分の力で動かないといけない時になると思います。

ファンドを通じて10年という長い期間共に寄り添うことでこれからも被災地の事業者さんを応援していきたいと思いました。(もちろんファンドの期間が終わってからも応援し続けます)

昨年まではJTBさんがツアーを担当されていましたが今回からミュージックセキュリティーズさんが自分達で担当することになり、ツアーのしおりも作ったり手作り感溢れるツアーでした。社員の半分くらいはこの週末に南三陸に集まったとも話されていたので準備も大変だったと思いますが、おかげさまで楽しく美味しく過ごすことが出来ました。また、事業者さんの元気な姿と美味しい食べ物に私たちも元気をいただきました。

来年は陸前高田でと八木澤商店の河野社長が話されていましたので、そちらも楽しみにしています。4月25日が月曜になるのですが、なんとか週末開催にして欲しいなと思います。

ツアーに携わったみなさん、そして一緒にまわった参加者のみなさん、素敵な時間をありがとうございました。

セキュリテ被災地応援ファンドは現在も募集中

被災地の事業者さんを半分寄付、半分投資で応援する被災地応援ファンドは現在も3つの事業者さんが募集中です。満額まであと一歩です。

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【425祭 in 南三陸レポート】

425祭 in 南三陸レポート(1)陸前高田編 箱根山テラス〜木村屋〜いわ井

425祭 in 南三陸レポート(2)気仙沼編 アーバンマリアチャペル〜アンカーコーヒーマザーポート店

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