いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

ニッセイ外国株式インデックスファンドの低コストの秘密はマザーファンドにあり?

ニッセイアセットマネジメントの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの第一期運用報告書がリリースされました。

コスト比較はインデックス投資ブロガーの方がされると思うので私は違った角度から。マザーファンドがどの程度の銘柄に投資しているのか確認してみるとニッセイは963銘柄とありました。これは他社と比較して明らかに少ない数字です。

そこで、他社のインデックスファンドシリーズのMSCIコクサイに連動を目指すマザーファンド毎に投資銘柄数を比較してみました。

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ニッセイアセットのマザーファンドが飛び抜けて少ないのがわかると思います。他にもREITに相当する外国投資信託証券への投資も他社が50〜60銘柄なのに比べて38銘柄と少ないですし、先物への投資も2銘柄と最小限に抑えています。

比率で見てみると下記のようになります。

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ニッセイは先物への投資が6.4%と多めなのが特徴的です。

このマザーファンドは既に7年の運用実績があるのですが、直近の第14期では先物比率が2.7%から6.3%へと拡大してます。純資産額が少ないうちは先物も他社と同等レベルの1.7%だったのが純資産の拡大と共に比率が増えていっているのが気になります。

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投資先の銘柄数も純資産の増大とともに増えているのですが、直近では先物をうまくつかってベンチマークに寄せているようです。マザーファンドの運用モデルとしてはできるだけ株式に多く投資して欲しいところなので来期以降どうなっているか引き続き注目したいと思います。

2016年1月22日追記

第2期運用報告書を確認したところ株式は1,255銘柄、先物2銘柄、投資信託60銘柄と銘柄数は他社並みになっていました。先物比率も3.6%と低下しています。