いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

セキュリテ被災地応援ファンドツアー「425祭2018」レポート(2日目)

セキュリテ被災地応援ファンドの投資先を巡る425祭2018。2日目は陸前高田へ向かいました。

八木澤商店

まずは八木澤商店の一本松店へ。こちらで河野会長から震災当時のお話を伺いました。

一本松店と言えばしょうゆソフトです。スイカに塩を振ると甘くなるようにソフトクリームに醤油のしょっぱさが加わるとなんとも言えない甘塩っぱさで美味しいんです。

ここに来る度に欠かさず食べてます。

国道の嵩上げの影響で道の反対側にお店が移転していました。

創業200余年の老舗企業ですが、震災をきっかけに様々な新しいことにチャレンジしています。

木村屋

続いて向かったのはおかし工房木村屋です。ここの夢の樹バウムは本当に美味しいので楽しみにしていました。

今年は新しい取り組みとして地元のお米「たかたの夢」を使ったお菓子やピーカンナッツプロジェクトのお話を聞きました。

抗酸化作用が強く認知症予防への効果が期待されるピーカンナッツを陸前高田で生産しようというプロジェクトが陸前高田市、東京大学、チョコレート製造のサロンドワイヤルによって立ち上げられました。

地元で作ったものを地元でも製品化をという事で木村屋さんもピーカンナッツを使った商品を企画されているそうです。

夢の樹バウム、今年も買って帰りました。 

いわ井

まちなかテラスに本設店舗をオープンしたいわ井さんから近況をお聞きしました。いよいよ嵩上げの終わった街の中心部に商業施設や図書館などが出来てきました。

いわ井さんの雑貨、見てると欲しくなる物ばかりです。 

やぎさわカフェ(八木澤商店)

ランチはやぎさわカフェのホットドッグをいただきました。八木澤商店の味噌が練り込まれたソーセージが美味しいんです。

お店にも行ってしょうゆキャラメルバナナワッフルをいただきました。

世嬉の一酒造

最後は一関市の世嬉の一酒造へ。ちょうど蔵まつりが開催中でした。

石造りの蔵が素敵な場所です。

こちらではもち文化の根付く一関ならではのもち膳をいただきました。

佐藤社長からは若い社員の成長と、昔からいる社員にどうやって長く働いてもらうかというお話がありました。

同じく一関市に工場のある丸光製麺の熊谷茂社長、熊谷敬子専務からも近況をお聞きしました。

丸光製麺さんは訪問したことがないので来年はツアーで訪問したいです。

毎年参加することで少しずつ復興の進む町の風景とその中で頑張っておられる事業者の方を見て、ちょっとずつ変化していることを感じます。震災から7年がたちましたが、7年前に自分が思っていたよりも復興のスピードは遅く、世間の東北への想いが薄れる中でこれから先、大変だなという気持ちにもなりました。

10年間事業者さんと共に歩むことの出来るファンドに投資をしたことで消費者とは違う、もう一歩踏み込んだ目線で、自分事として事業者を見ることになったと思います。

投資して良かったなと改めて思いますし、大変な中で新しいことにチャレンジし、成長していく会社を見ることは自分にとっても本当に刺激になりますし、励みになります。取らないといけない状況になったというのが正直なところなのでしょうが、リスクの取り方も普通の会社にいたのではなかなか踏み込めないレベルでされていて、すごいなと思いつつ、勉強させていただいてます。

八女に引っ越してからも意外に参加出来たので、来年もまた参加したいと思います。