いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

【ひふみ投信】ファンド定点観測2018年3月

月次報告書「ひふみのあゆみ」とひふみアカデミーの内容を元に3月のひふみ投信を振り返ります。

 ひふみのあゆみ 2018年3月度 月次ご報告書

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画像:レオス・キャピタルワークス

月次リターン

ひふみ投信のリターンは-0.72%でした。参考として配当込TOPIXが-2.04%、eMAXIS JPX日経中小型のリターンは-1.9%でした。

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 ※配当込み株価指数の期間収益率(日本取引所グループ)

 

純資産流出入額

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流入:13営業日(62%) 流出:8営業日(38%)

ひふみ投信で23億円、ひふみプラスで207億円の流入でした。相場が波乱含みの中、資金流入に陰りが見え始めました。今後の動きにも注目です。

ひふみ投信マザーファンドの純資産総額は7,228億円、そのうち、直販のひふみ投信の純資産総額は1,355億円です。

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基準価額・日次リスク

ひふみ投信の日次リスク(250日)は14.72%(前月末+1.2)と上昇しました。直近の低すぎたリスク値から平常時の姿へ戻っている最中と思います。

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株式・現金比率 

国内株式比率は84.3%(前月比-5.9%)、海外株式の組入比率は8.6%(前月比+2.0%)と今月も海外株式の比率が増えました。

投資銘柄数は先月末と変わらず225銘柄でした。上位10社への比率は16.2%と上昇しており、現金比率が増えつつも集中投資度合いは上がりました。

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上位投資銘柄

アマゾンドットコム、VISA、協和エクシオ、ショーボンドホールディングス、GMOペイメントゲートウェイの5社が組入トップ10の中で入れ替わりました。アメリカ株ではVISAが2位に初登場しています。

 

18年1月

18年2月

18年3月

1位

[外]アマゾン・ドット・コム

[外]マイクロソフト

[外]アマゾン・ドット・コム

2位

[外]マイクロソフト

パナソニック

[外]VISA INC-CLASS A

3位

三井物産

三井物産

東京センチュリー

4位

SGホールディングス

ソニー

[外]マイクロソフト

5位

東京センチュリー

東京センチュリー

協和エクシオ

6位

ソニー

SGホールディングス

光通信

7位

三菱商事

三菱商事

コスモス薬品

8位

TDK

コスモス薬品

ショーボンドホールディングス

9位

住友金属鉱山

光通信

SGホールディングス

10位

光通信

住友金属鉱山

GMOペイメントゲートウェイ

ポートフォリオの時価総額比率では大型株の比率が40.3%と低下し、中小型株の比率が増えました。 

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ひふみ投信マザーファンドのTOPIXに対するアクティブシェアは92.7%(前月比+3.2)です。大型株から中小型株へシフトしたこともあり、アクティブシェアは上昇しました。

ひふみアカデミー 

www.youtube.com

今月のナビゲーターはシニア・アナリストの八尾さんでした。 

  • 3月末は機関投資家によるドレッシング買いがあるが、月末にかけて対TOPIXで巻き返したので適切な銘柄選択が出来たのではないか
  • VISAは米国株の中でも買いたかった銘柄
    eコマースなどで個人向け決済で高いシェアを持っている。なかなか死角のない会社ではないか。
  • 円高の影響もあり、内需を増やしている。その中でも内需バリューを増やす事で守りながら増やしている。
  • 3月の株価急落は米中間の貿易問題がグローバルへの拡がりを懸念したものだった。ここから外需の枠組みも変わるかもしれない。
  • 大型株の中でも割安株は出遅れていた。悪かろう安かろうの大型株も多い。中小型株は成長株への物色が進み、2017年に起こっていたトレンドに戻ったのではないか。
  • ひふみ投信の資産額増加に伴うパフォーマンス悪化への懸念があるがここ半年を振り返るとTOPIXをしっかり凌駕している。一般論として資産額が増えるとインデックスに近くなると言われているがインチキ。銘柄数が増えるとのインデックス化は違う。
  • 例えばコモンズ30ファンドは30銘柄だがTOPIX的値動き。コモンズ30ファンドはTOPIXに勝っているが。ひふみ投信は銘柄数は増えたがインデックス上位銘柄の保有比率が低いので同じ値動きになるというのは理論的におかしい。
  • ただし、インデックス的な値動きにはならないと言っているが、勝てるとは言っていない。
  • ひふみ投信には強いときと弱いときがある。上昇トレンドが続くとき、復興期は強いが急落には弱い。
  • 景気ウォッチャー調査で景気に一時的な足踏みの気配がある。先行き判断DIが5ヶ月連続で悪化しており、今後も続くか注目している。
  • 今後は調査の強化を行い、欧州株を含めた海外株の調査も行う。

 

先月のひふみ投信

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1年前のひふみ投信

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