いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

「つみたてNISAへの違和感」への違和感

10月17日の日経新聞に「つみたてNISAの違和感」という題名のコラムが掲載されました。

成績のよいアクティブファンドがあるのに販売手数料や信託報酬の水準を満たさない事について違和感を感じ、運用会社からはこのような声が上がっているようです。

「インデックス投信の長期積み立てが、唯一絶対の投資手法だと誤解されないか」「高齢者に長期投資はそぐわないし、投資家のニーズはそれぞれ違うはず」。運用業界には、こんな声が少なからずある。

つみたてNISAは金融庁が若年層の資産形成を念頭においた制度ですので「高齢者に長期投資はそぐわない」 というのはそもそもメインターゲットから外れますし、年間40万円の積立に対して税制優遇したくらいで「インデックス投信の長期積み立てが唯一絶対の投資手法と思われる」というのは心配しすぎではないでしょうか。

アクティブ運用の運用会社でもつみたてNISAの賛成派からはつみたてNISA制度設立の意図を読み取ったコメントが出ています。

「つみたてNISAは投資未経験層の呼び込みを狙った特別な制度。仕組みが簡単で信託報酬も低いインデックス型の投信を軸にして、長期の分散投資を促す意味は大きい」
(コモンズ投信 伊井社長)

NISAにも色々種類があって初心者にとってわかりにくくなったのではないかという懸念はありますが、 まずは若年層の資産形成の手段として活用する人が増えて投資にアレルギーを持つ人が減ってくれるといいなと思います。