10月2日、つみたてNISAの受付が開始され、金融庁のHPで対象となる投資信託の一覧が公表されました。
今回対象となった投資信託は全部で103本、指定インデックス投資信託が90本に指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ等)が13本です。結果としてETFは国内、海外ともに含まれませんでした。
指定インデックスは激戦始まる
つみたてNISAの対象商品は今年3月の時点では指定インデックスが50本弱しかなく、指定インデックス以外を含めても50本程度しかない事について森金融庁長官が苦言を呈する状況でしたが、あれから半年がたってつみたてNISA開始時には倍の90本まで対象ファンドが増えました。
大手、中堅運用会社からそれぞれつみたてNISA向けの新商品が雨後の筍のように生まれている状況で、 インデックス投資家からは嬉しい悲鳴が出る&ブログネタに困らない状況が続いています。
指定インデックス以外からは13本
アクティブファンドなどを含む指定インデックス以外の投資信託は13本が選ばれています。
- コモンズ30ファンド(コモンズ投信)
- 大和住銀DC国内株式ファンド(大和住銀投資顧問)
- 年金積立Jグロース(日興アセットマネジメント)
- ニッセイ日本株ファンド(ニッセイアセットマネジメント)
- ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
- 結い2101(鎌倉投信)
- セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信)
- フィデリティ・欧州株・ファンド(フィデリティ投信)
- セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド(セゾン投信)
- ハッピーエイジング30(損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント)
- ハッピーエイジング40(損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント)
- 世界経済インデックスファンド(三井住友トラスト・アセットマネジメント)
- フィデリティ・米国優良株・ファンド(フィデリティ投信)
ひふみ投信の姉妹ファンドであるひふみプラスがつみたてNISAの対象商品として仮確定したとリリースが8月末に出ていましたが、第一弾発表には含まれていませんでした。
10月3日追記
10月3日、ひふみプラスが対象投信一覧に追加されました。
さわかみファンドはつみたてNISAの対応見送り
また、さわかみファンドは条件を満たしていましたが、税制優遇というやり方は財産形成の本質を忘れ、いずれ売却を呼ぶという考え方から、つみたてNISA制度への対応を見送っています。
社長の澤上龍さんのツイートを見てもつみたてNISAに対する対応と心構えをしっかりと受益者に説明することにしたんですね。
今日は臨時全体会議。
— 澤上龍 (@Sawakami_Ryo) 2017年9月26日
さわかみ投信では毎月頭の朝、全社員が集まり新入社員発表や進捗共有、方針確認などの会議を行う。
しかし今日は臨時。来年から始まるつみたてNISA制度について、その方針を発表する。制度概要よりも意義を、説明よりも心構えを話さないと。#つみたてNISA
長期投資に節税という余計な要素を入れないようにというのも一つの考え方ですが、20年もあるわけですしNISAには対応している事を考えても、対応した方が良かったんじゃないかと外野ながら思います。(実際にNISAを導入してみての反省としてのつみたてNISA見送りなのでしょうが)