8月11日の日経電子版記事でコモンズ投信がつみたてNISAに対応するため旗艦ファンドである「コモンズ30ファンド」の信託報酬引き下げを決めたと報じられています。
コモンズ30ファンドの現在の信託報酬は年1.15%(税抜き)、これをつみたてNISAの基準である年1%(税抜き)以下に引き下げるという内容です。
注:信託報酬引き下げに関してコモンズ投信からの正式な発表は8月11日現在でありません
つみたてNISAは20年という長期にわたる資産形成の制度のため、長期で資産形成に役立つ(であろう)ファンドを金融庁がかなり気合いをいれて選んでいます。結果的に、長期、分散、低コストの3本柱が意識されたラインナップになっているのですが、一方でインデックス以上の成績を残しているのに選ばれなかったという不満も業界から出ています。
今回、コモンズ投信がつみたてNISAに合わせてコモンズ30ファンドの信託報酬を引き下げるというのはよい流れだと思います。中小型株に投資するファンドでも古くからあるファンドで信託報酬水準ではもう一歩というファンドもありますので、是非追随して欲しいところです。
あとは設定来の資金流入比率のハードルですね・・・。こればっかりは古くからあるファンドは今更どうすることもできず。直近5年で3年以上流入とかに緩和してくれるといいのですが。今のところ現行NISAも残るのでそちらで買ってという話なんでしょうね。
つみたてNISAとは
つみたてNISAの制度について金融庁で開催された説明会に参加したレポートです。
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