9月28日、楽天投信投資顧問とバンガード・インベストメンツ・ジャパンは米国バンガード・グループが運用するETFを主な投資対象とするインデックスファンドシリーズを『楽天・バンガード・ファンド』という愛称で展開していく事を発表しました。
プレスリリース:
楽天投信投資顧問株式会社とバンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社、『楽天・バンガード・ファンド』の創設を発表(バンガード・インベストメンツ・ジャパン)
楽天・バンガード・ファンドとしてまずは「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の2本が設定され、9月29日から楽天証券とマネックス証券で販売も開始されました。(SBI証券は10月20日から)
楽天・全世界株式インデックスファンドは先進国・新興国の大型株から中型、小型株まで幅広くカバーすることで投信ブロガーからも高い支持を集めているバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)を主な投資対象とするファンドで、信託報酬は実質0.2396%(税込)となっています。
楽天・全米株式インデックス・ファンドも米国市場の動きをとらえることを目指したバンガード・トータル・ストック・マーケットETFを主な投資対象としており、低コストで米国市場全体へ投資することができます。
海外市場に上場しているETFをファンドで投資という仕組みはSBI証券のEXE-iシリーズが既に行っていましたが、楽天投信はバンガードと組むことで更に魅力的な商品を出してきました。
投信ブロガーからは日本を含む世界中の株式市場にまとめて投資できるインデックスファンドを熱望する意見が以前から寄せられており、楽天・バンガード・ファンドシリーズの誕生は歓迎されるのではないかと思います。
2018年につみたてNISAが始まることにより、長期、分散、低コストを意識したファンドが続々と登場しています。インデックスファンドだけでなくアクティブファンドでもげんせん投信のようにつみたてNISAを意識したであろう意欲的なファンドが誕生しています。つみたてNISAをきっかけに良質なファンドが増えるのは投資家としても嬉しいことです。
楽天・バンガード・ファンドについては今回の2本が第一弾という事ですので、今後もバンガードのETFを日本の公募投信として買いやすい形にパッケージングしてくれる事を期待しています。