キングジムのポメラ新製品が10月5日に発表された時、今更ポメラの後継機が出たってね・・・とちょっと冷めた目で見ていました。
でも、気になるんですよね。ブロガーとしてというかガジェット好きとして。
買おうかどうしようか悩んだ結果、どうやら今度のポメラはちょっと違うらしいという事で発売された週末に急にポメラ熱が発熱し、Yahoo!ショッピングで注文し、翌日には入手していました。
・・・最初に買った時はどうだったのかな?とブログを見返してみたら全く同じ行動をしていました。進歩ないですね。
なぜ、最初は冷めた目で見ていたのか?
それは、ポメラのATOKがオバカだったからです。
ATOKといえば「かしこい日本語」を売りにしている日本語変換ソフトなのにも関わらずこれまでポメラに搭載されていたATOKと言えばPC-98時代のFEPですか?ってくらいにモノをわかっていなかったんです。(辞書を育てるとそこそこいけるという話も聞きましたが)
最初はガジェット的興味とシンプルにテキスト入力だけ出来ることに魅力を感じてDM10、DM20と買っていましたが、iOSがバージョンアップしてiPhone+Bluetoothキーボードの方がいいかという事になり(初期のiOSも負けず劣らずバカでした) 、その後MacBook Air、iPad+Bluetoothキーボードと来て2in1 WindowsPCのASUS TrunsBookT100TA、復活したEeeBookのX205TAとWindows系を2連発すると昨年はVAIO Pro 11を中古で買う始末。
毎年数年は使える!と思いながらも買い換えし続けていました。
VAIO Pro 11は軽くてバッテリーも長持ちでかなり満足度が高かったのですが、今年の受益者総会のメモ取り中にバッテリーが無くなるという非常事態が起こりました。
それがきっかけでDM200が出たと聞いた時にちょっとひっかかったんです。で、記事を読むと乾電池を捨ててバッテリーにしたことでCPUがパワーアップ、パソコン並みのATOKを搭載したとありました。
パソコン並みというのを話半分に聞いても興味が出てくる話です。
ってなわけでポメラが久しぶりに帰ってきました。
一言で言い表すと実用的なポメラ。面白みは無くなったけどこれは使える!
ポメラをVAIO Pro 11の上に乗せてみました。キーピッチにそんなに差はありません。
(VAIO Pro 11が17.5mm、DM200が17mm)
キータッチもそこそこの深さがあり、長く打っても疲れなさそうです。何より、VAIOよりも静かなのがいいです。既に2時間ほどのセミナーでメモ取りをしてみましたが、手が攣ることはありませんでした。
VAIO Pro 11と比較しても静かな打鍵音もいいと思いました。
高さもVAIO Pro 11の厚みのある方と同じくらい。VAIOはくさび型デザインなので手前は細いですが、持ち歩く時の感覚としてはこれだけ薄かったら十分です。
フットプリントもVAIO Pro 11と比較してこれだけ小さいです。
これでも7インチワイド液晶を搭載しているので一度に表示される文字数が増えて入力しやすくなりました。
今回から導入されたモリサワフォントも見やすくていいですね。
ATOKは期待通りの出来で、これならよく使う単語を登録してあげればストレスなく使えそうです。これぞATOKという感じです。
乾電池からバッテリーになりましたが、今時はモバイルバッテリーを持ち歩く人も増えたので問題ないでしょう。Wi-Fiが搭載されたことでiPhoneのメモと同期するポメラSyncが使えるようになってMacとのデータのやりとりも楽になりました。
ポメラはDM200でその名の通り「ポケット・メモ・ライター」としての完成形にかなり近づいたと思います。これまでのポメラはどうしても何かを我慢しながら使っていました。でも、ようやく我慢せず普通に使える存在になったと思います。
ガジェット好きの心をくすぐる要素はかなり減りましたが、文具として使える実用的な存在になりましたね。
値段が高いのを気にする人は多いと思いますが、ポメラの存在が気になった人であれば買って損は無いと思います。逆に3万円程度のPCでも同じ事出来るでしょって思う人にはポメラは向いてません。
週末にトークイベントのメモ取りに実践投入してみて、これからはVAIOではなくポメラでメモ取りしようと思いました。
気になった点としては手にしたときの硬性です。嵩張るけれども持ち歩き用にケースを買うか悩むところです。