いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

ASUS EeeBook X205TAのファーストインプレッション

ASUSの11.6インチネットブックX205TAをクリスマスに買いました。

私の場合、メインはiMacなので外に持ち出して使う時用の安価なノートPCを探しています。用途が限られている反面、求めている条件もそこそこあります。昨年はこの条件にあったASUSの10.1インチWindowsタブレットT100TAを買いましたが小さすぎて長時間のタイピングがつらいという事で買い換えになりました。

という事でまず使い始めの感想から。

そもそも、私がサブマシンに求めているものは以下の条件です。

サブマシンに求めているもの

  • 値段が安い(持ち出すので故障時の心理的ショックを和らげるため)
  • ハードディスクではなくシリコンディスク(持ち出す為ショックに強いシリコンディスク)
  • 軽い(持ち出すのでできるだけ軽く)
  • Bluetoothによるインターネット接続(テザリングする時のバッテリー消費を抑える面からもWi-FiではなくBluetooth)
  • キーボードが打ちやすい(セミナーなどで心地よくメモするため)
  • ATOKが使える(セミナーなどで心地よくメモするためATOKは必須です)
  • OSにはこだわらない(Macでなくても可)
  • スペックは低くてもいい
  • バッテリーは8時間くらい持って欲しい(もしくはモバイルバッテリーから充電できる)

サブマシンといいつつこの条件を満たすノートPCは少ないです。値段が安いという条件を除けばNECのLavie Zが候補になると思いますが、持ち出す事の多いノートPCは故障時のリスクを考えると高いものは控えたいところです。とはいえ今までノートPCを20年近く使っていて故障させたことは保証期間中の1回しかないんですけどね。

そういう意味ではLavie Zにしても良かったんです。実際、ものを見て買う寸前までいきました。買い換えの際に値崩れしない根強い人気のあるPCを選べば高いノートPCを買っても後でヤフオクで売ればそんなに高い買い物にはなりません。

でも、ガジェット好きとしてはできれば低価格なものでどうにかしたいんです。お金で解決してしまうのはスマートじゃありません。用途を絞ることで安いモノをうまく活用するところに喜びを感じます。

・・・という事で買ったのがEeeBook X205TAです。

EeeBook X205TAファーストインプレッション

良いところ

  • 安い(3万円)
  • SSDではないがeMMC(ハードディスクではない)
  • 980gと軽量の上、薄さは17.5mm
  • Bluetoothテザリングでインターネット接続できる(もちろんWi-Fiにも対応してます)
  • 11.6インチと筐体に余裕が出来たため、キーピッチが17mm
  • Windows 8.1 with Bingがインストールされており、ATOKをインストールしてATOK Syncによる辞書などの同期ができる
  • 電源オンからログオン画面表示まで13秒
  • USB2.0端子が2つ付いてる
  • microSDカードスロットがあり、ストレージを拡張できる
  • タッチパッドの質もそこそこ(T100TAは小さいしペコペコ音が酷かった)

イマイチなところ

  • 液晶の質はさすがに・・・でも実用上困るほどではありません。
  • 充電端子が独自規格(T100TAはmicro USBでモバイルバッテリーからも充電できるのが良かったのに)

T100TAはタブレットだったという事もあり、Windows8が何を目指していたのかタッチパネル液晶を操作することで感じることができました。ただ、決して使いやすいものではなかったし、MacOSとiOSのようにPCとタブレットやスマホのOSは分けた方がいいように感じます。マイクロソフトからするとキラーソフトのOfficeをそのままの姿で使えるという推しどころなんだろうけど、マウスでPCを操作しようとしている多くの人にとってはタッチパネルにもマウス操作にもどっちつかずの中途半端なOSになってしまってました。

そういう意味でX205TAはタッチパネルではない液晶画面なのでWindows8が使いにくい部分もあるけれども、仮にタッチパネルがあったとしても劇的に使いやすくなるわけではないので別にいいかと。

筐体はプラスチックだなってすぐわかる感じではありますが、安っぽいペコペコな感じではありません。ここは軽量さを低価格で実現するために許容するしかありません。ある程度の価格になるとどうしても余計なものがついてしまいがちですが3万円のPCともなると余計なものは付けたくても付けられません。結果的に必要最小限のものが付いたシンプルで潔い製品に仕上がっていると思います。

タッチパッドもジェスチャーに対応しているので二本指でスクロールが出来たり便利です。今のところサブマシンとして欠点を感じるところは見当たりません。

ソフトウェア

T100TAはAmazon限定の64GBモデルを買いましたが今回は普通に32GBモデルです。限られたストレージ容量を有効活用するためにインストールするアプリも限界まで絞り込みました。

  • ATOK 2014 for Windows

  • ATOK Pad (Evernoteと同期するメモとして)

  • Firefox(IE以外のブラウザとして)

Cドライブは購入直後17.1GBの空きがありましたが、Windows Updateを適用することであっさり14.0GBに。製品の寿命はMSのパッチのリリース具合によりそうです・・・

いつもならインストールするEvernoteも今回は一回入れてみたものの、ローカルに保持するデータが巨大になることからアンインストールしました。MicrosoftのOneDriveやEvernoteのWeb版を使うなど、クラウドのリソースを有効活用すればサブマシンとして十分な働きをしてくれそうです。って考えるとますますChromebookの対抗馬って位置づけですね。

OfficeについてはKingsoft Officeの体験版がプリインストールされています。家には別にMS Officeが入ったPCがあるのでこのPCではこれを登録するもいいかなって思ってます。

競合製品との比較

競合製品になりそうなのがhpのStream 11。同じく11.6インチの筐体で重さは1.26kgとモバイルPCとしては及第点といったところです。その代わりhpの直販価格が25,800円(税抜)と安いのが魅力。でもこちらも店頭販売価格は3万円前後で送料を考えるとそれほど価格差があるわけではありません。今回は軽さを重視しました。

また、同じASUSでX200MAというモデルも11.6インチですが、こちらはちょっとスペックアップしてCPUがCeleron、メモリが4GB、ストレージがハードディスク500GBになっています。ただし重量が1.2kgと約200gアップ、バッテリー駆動時間は7.6時間に減っちゃうのですが。

ハードディスクでも良ければメモリが4GB積んでいるのでこちらの方が使い途は広がるかもしれませんね。ただ、残念なことにBluetoothを内蔵していなかったので自分は候補から外しました。

 それにしても安価なモバイルノートが増えましたね。PCでやることが特段増えていないので多少スペックが低くても使い途次第では活用できるので嬉しい限りです。

2015年6月現在でeMMCが64GBになった新モデルがあり、ダークブルー、ホワイト、レッドのカラーバリエーションも出来ました。