いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

老朽化したインフラの補修について ザ・2020ビジョン月次レポートから

コモンズ投信が運用するザ・2020ビジョンの2023年7月版月次報告書に掲載されているコラムでインフラ補修について書かれていました。

日本で高度成長期に作られた公共インフラの老朽化が進んでおり、国土交通省の資料によると2030年に道路や橋の55%、港湾施設の43%が作られてから50年以上を迎えるそうです。

アメリカでもかつて1930年代のニューディール政策で建設されたインフラの老朽化が深刻な問題になった時代があり、橋に重量制限が設けられたことから学生がバスを降りて橋を渡る必要があったなんてことがあったそうです。

イギリスでは現在、道路の穴が問題になっており、これは自動運転を進める上でも支障になるとか。こうして考えてみると公共インフラの整備は私たちの生活をあまり意識はしていないものの、地道に支えてくれています。

日本でもEV化が進むと車の重量が増すため道路が傷むのが早くなるのではないかという事も書かれていましたが、EV化と自動運転は進んでほしいと思いつつ、移行期にどんな問題が生じるかも心配しています。

私が今住んでいる地域は毎年何らかの災害を意識しなければならない山の中で、毎年道路が大雨で壊されて補修が続いています。そんな環境なのでインフラの老朽化と維持という課題は切実に感じました。

コモンズ投信ではインフラの老朽化と設備補修需要増大の中、施工・素材会社やコンサルティング能力のある会社にも注目しているそうです。