いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

セキュリテ被災地応援ファンドツアー「425祭2018」レポート(1日目)

4/14(土)〜15(日)にかけて開催された425祭2018に参加してきました。

425祭は東日本大震災で被災した企業を半分寄付、半分投資で応援するセキュリテ被災地応援ファンドの投資先を巡るツアーの事で、2014年から毎年開催されています。2014年は途中参加でしたが毎年参加して東北の方達にお会いするのを楽しみにしています。

最初に向かったのは石渡商店さん。フカヒレ加工の会社です。

雨が降っているため外では説明が出来ないという事で今回は特別に普段は入れない工場の中を見学させていただけることに。 

石渡商店さんでは主に和食料理店向けに小型のフカヒレを加工しています。中華料理に使われるような大型のものではなく、小型のフカヒレ加工は石渡商店さんが始めたそうです。

フカヒレというとヒレだけとってサメ本体を廃棄する・・・そんなイメージを持っている方もいると思いますが、気仙沼では肉はサメ肉屋さんが買い取ってはんぺん等の原料に、ヒレも小型のところまでくまなくフカヒレとして利用、骨や軟骨は健康食品の原料に、サメ革も小物づくりに活用されたり余すところなく活用しています。

工場見学の後、オイスター出汁の味噌おにぎりとフカヒレを試食させていただきました!

おにぎりもフカヒレの姿にも美味しかったです!味噌は是非商品化を!

続いて斉吉商店さんの本社工場を見学しました。震災の後少しずつ規模を拡大しながら工場を移転し、これが4カ所目となる新しい本社工場の見学は初めてです。

今回は嵩上げされた水産工場団地にようやく本設工場となりましたが、震災の後4カ所目というところにこれまでの苦労の足跡が伺えます。

金のさんまを作っているところを見学しました。

家庭用の台所を大きくしたような設備で家庭と同じように丁寧に作っているという言葉が印象的でした。加工場というよりも大きな台所ですね。しっかり手間をかけて美味しいものを届けようという気持ちが伝わります。

また、毎日2時間かけて清掃しているというだけあって工場の中はピカピカでした。

続いて鼎・斉吉へ。

こちらで昼食をいただきました。

派手さはないんですが、本当に美味しいんですよね〜。

東北の美味しいものをいただくのが毎年の楽しみになりました。

鼎・斉吉のテラスからは気仙沼湾とちょうど満開の桜が見れました。

今年の3月でファンドも満期を迎えた斉吉商店さん。和枝さんから感謝の言葉とともに嬉しいニュースも発表されました。

毎年ツアーに参加していると、若い世代が年々頼もしく成長している姿を見るのも楽しみで、親戚のような目線になっちゃいます。こういうのも消費者から一歩踏み込んだ関係性を生み出すファンドの良さだと思います。

続いてアンカーコーヒー マザーポート店へ。こちらではコーヒーを試飲させていただいて、店内でお買い物タイム。

やっちさんこと小野寺専務から震災当時のお話をお聞きしました。震災当時海外出張中だったというやっちさんの目から見た震災当時の話は震災を直接経験した方の話とはまた違う重みがありました。

お店の入口にはファンドの資金で購入した焙煎機が設置されています。

1日目の最後は盛屋水産(唐桑御殿つなかん)へ。

昨年不幸な事故でご家族を亡くされ、水産部門は止められて今は震災後のボランティアの方達を宿泊施設として始めた民宿 唐桑御殿つなかんを続けられています。

一代さんが素敵な笑顔で迎えて下さいました。 バーベキューや新鮮なお刺身などをいただきながら懇親会では投資家や投資先の会社の方達とお話しました。

藤田商店の藤田さん。

八木澤商店の河野会長。河野会長には翌日に陸前高田を案内もしていただきました。

三陸オーシャンのホヤおやじこと木村社長。

ミュージックセキュリティーズの小松社長。

翌日、つなかんを出発する時も大漁旗を振って見送って下さいました。

2日目のレポートへつづきます。