8月10日に開催されたNPO法人いい会社をふやしましょう主催の大人の社会科見学レポートの3回目は飛騨の森でクマは踊るのFabCafe Hidaです。
行程:大人の社会科見学(夏休み特別編)in 飛騨古川 (2016年8月10日)
FabCafe Hida
飛騨古川には2つの酒蔵がありますがFabCafe Hidaのある建物は2つの酒蔵に分かれる前の大元の酒蔵だった飛騨古川一の大旦那さんの家だったそうです。正確な記録はありませんが江戸時代末期から増築を繰り返して今に至っています。
家主さんも家の維持に困って壊して駐車場にしようかという話もあるところに縁あってトビムシとロフトワーク、飛騨市の3社による飛騨の森でクマは踊るが譲り受ける事になりました。田中建築さんも一緒になってリノベーションを行って今は古民家カフェ+デジタルものづくり、そしてコミュニケーションの場となっています。
カフェスペースは木がたくさん使われていて温かみがありますね。
FabCafeではレーザーカッターや3Dプリンターを使って様々なものを気軽に作ることができます。
レーザーカッターです。
レーザーを使ってカットや模様を書き入れることが出来ます。
レーザーカッターを使ったオリジナルの箸づくりも出来ます。私も飛騨古川3日目に体験してきました。
話題の3Dプリンターです。トウモロコシ由来の樹脂を吹き付けながらソフトクリームの要領でねりねりと形作っていきます。3Dスキャナーで読み込んだものを3Dプリンターで複製することも出来ます。
奥の蔵の中にはプロ向けの機材があります。こちらはUVプリンターといって紫外線に反応して定着するインクで印刷した後に紫外線を当てることで紙以外の素材にも印刷をすることが出来ます。
木の板にこの日撮影した集合写真を印刷してものを見せていただきました。
プラスチックにも印刷出来ます。
蔵の中には木工スペースと共に無垢の一枚板が並んでいました。クリエーターさんが買っていくこともありますし、FabCafeで試作品を作る際の素材としても使われることもあります。