ひふみのあゆみを元に5月のひふみ投信を振り返ります。
月次リターン
ひふみ投信の5月のリターンは+3.69%でした。参考として配当込TOPIXが+5.08%、Russell/Nomura Mid/Smallが+5.20%でした。今月TOPIXに劣後した要因としては月後半の急激な円安にひふみのポートフォリオは向いていなかったからという事でした。
※東証の指数ラインナップ Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
5月は5.9億円の純流入でした。営業日ベースでは流入が14営業日(77.8%)に対して流出が4営業日(22.2%)でした。今月は積立日に約3億円の他22日にも約1億円の入金があり、4月分の減少を取り返した形です。
純資産総額はひふみ投信が214.60億円、ひふみ投信マザーファンドが532.95億円でした。ひふみ投信が40.3%を占めています。マザーファンドが500億円を突破していますが、5月13日にはレオス・キャピタルワークスとしても総運用資産残高が1,000億円を突破したそうです。
おめでとうございます!
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は13.54%です。凪な相場が続いてますね。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は93.32%と上昇しましたが上位10位比率は減少。投資銘柄は2銘柄増の106、上位10銘柄比率は18.92%→18.17%と分散が進みました。
上位投資銘柄
5月は上位陣が大きく入れ替わりました。入れ替わりで10位以内に入ってきたのは丸井グループ(4位)、日東電工(5位)、ダイセル(6位)、日本農薬(7位)です。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは栗岡さんでした。動画配信でも会場で配布されている資料が見られたりどんどん進化してますね!(→配布資料)
- 5月は月後半の急激な円安について行けなかったのがTOPIXに対しての敗因
- 東証一部の時価総額が600兆円を超えたがPERは16倍程度で割高感はない
- 1989年は世界のマーケットとつながっていなかったので隔絶した世界の中でPER80倍まで買われたが、2000年以降国際会計基準の改定とインターネットの普及で世界のマーケットはつながった
- 個人消費(ボーナスが増えた)と設備投資(大企業だけでなく中小企業も設備投資している)に注目している
- 景気ウォッチャー調査はとても有用な生の声が無料で見られるので元データを読むのをおすすめ
- 地方では県道などで橋が落ちていたりマンホールから水が噴き出したりインフラの老朽化が進んでいる
- 工場設備やインフラ(橋や水道など)の老朽化、人の高齢化へのソリューションに注目
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