ツアー2日目は100年の森と呼ばれている森へ行きました。樹齢100年の木がしっかり間隔を開けて育っている姿は神々しくもあり、大好きな場所です。
ツアー1日目のレポートはこちら
こちらで牧さんから西粟倉村が取り組んでいる間伐について説明がありました。しっかり手を入れた人工林はこんなにも美しい森になりますが、あくまでも美しい森を作ろうとしているのではなく、林業として木々を生かしながら使うことでこのような美しい森が出来上がるのです。
木は間伐で伐ったとしても周りに太陽の光が届くことで木が太くなり、結果的に木の質量はさらに増えることになります。光の入らない暗い森では木は太くならず細いまま上に伸びてしまいます。
適切に間伐をすることで太い木に育ち、下草も生えて植生も豊かな森に育ちます。
切り株に生えたコケの美しさに感動して抱きつく人(うちの奥さん)も・・・
今回のツアーは本当に天気が良かったので森の美しさもいつも以上でした。
100年の森と呼ばれている場所には昔、タタラ製鉄がありくず鉄が地面に捨てられています。忠臣蔵で使われた刀は西粟倉で鍛えられたという話があったり、もののけ姫のタタラ製鉄のモデルになったのもこの辺りです。
100年の森の次は若杉原生林の散策に向かいました。こちらに向かう途中の森も間伐が進んでいて、3年前に初めて来たときとは随分様子が変わっています。西粟倉に来るたびに明るい森が増えているのを実感します。
だいぶ緊張感のない看板ですが、山を歩くので熊には注意が必要です。
ふもとの辺りは原生林と人工林が混在しています。
山を登っていくと吉井川の源流が茂みの中に。ここから川が始まっています。
これより鳥取県 人家通し の看板。
頂上は絶景でした。気持ちいい〜!
何度かここには来ていますが、こんなに景色よく周りが見えたのは初めてです。
帰りも源流の流れを見ながら下りてきました。水が本当にきれいです。
ツアーもいよいよ最後。お昼ご飯を食べに西粟倉・森の学校へやってきました。廃校になった影石小学校の校舎を再利用しています。木造校舎って味がありますよね。
入ってすぐにある案内版。
まず最初に目指すのはもちろん酒うらら。
店内には店主の道前さん好みの日本酒がずらり。それぞれ愛があふれるポップがついています。もやしもんが店内に置かれていましたが、蛍が理想の日本酒店について話していた内容に近いお店だと思いました。
試飲をしながら自分好みのお酒を選ぶことができます。
気になったお酒を2本買ってかえりました。最近、武蔵乃里を飲んでいますが食中酒にいい感じでつまみと一緒に楽しんでます。
図書室にある今月の図書は酒うららの道前さんセレクション。ここで紹介されていた本は自分も割と持っていたりします(笑)
いよいよランチ。ポラリスの会のおばちゃん達が作ってくれたご飯です。
煮物なんかも素朴なんだけど美味しいんだよね。サラダにかかっていたのはablabo.の大林さんが選んだものだったそう。サラダ美味しかったけど、そうと知っていればもっと味わっておけば良かった・・・。
コースターが実はツアー参加者へのお土産になっていてツアー参加記念と鎌倉投信のロゴが入っていました。こういうのが嬉しいんですよね。大事に使います。
ご飯を食べ終えて校庭へ。こちらにも木薫の遊具があります。
間伐材の端材で作った無垢のワンルーム。贅沢だよな〜。
ロフトもあります。いつかこういう家に住みたい・・・。
という事で6回目の西粟倉訪問は晴天の中終わりました。最近、旅行に行くと天気が悪かったのですが(昨年秋に予定されていた西粟倉ツアーは台風で中止になったし)、久々の晴れの旅行で気持ちよかったです。
鎌倉投信のツアーの中でも人気で毎年開催されている西粟倉ツアーですが、関西在住の方が結構参加されていて、普段鎌倉などでは交流できない方ともお酒を飲みながら仲良くなることができました。
西粟倉では7月19日(土)〜21日(月)までの3連休で僕らは森で生きている。森の恵みに囲まれて。というキャンプ場でキャンプしながらヒメボタルを見たり、ワークショップに参加したりといったイベントが開催されます。この間西粟倉に行ったばかりではありますが、またもや参加の予定です。ヒメボタル見るの楽しみだな〜。