八女市の黒木町田代地区で江戸時代から続く田代の風流、残念なことに昨年は担い手不足から中止になってしまったのですが、今年は復活すると聞いて出掛けてきました。
田代の風流は1773年(安永2年)、柳川藩第七代藩主 立花鑑通公が八龍神社の再建を命じ、落成時に自ら大名行列を立てて風流を奉納したのが始まりの伝統芸能です。
田代村の庄屋が立花鑑通公から翌年以降毎年風流を奉納するように命じられたことから毎年例大祭の日には男衆が女装するなどしながら大名行列風の行列と風流を奉納してきました。
はさみ箱を担いだ2人組がユーモラスに行列を先導します。
担い手不足から距離を短縮し、これまで参加出来なかった女性も2名行列に加わった新生田代の風流です。お祭りなども持続可能な形を模索しながら地域の負担が少ない形で続けていけるといいですね。
毛槍を投げ渡す竿わたしも健在です。
箕原八女新市長も来られていて、はさみ役から市長就任を祝う口上を受けていました。
御神輿が担がれるのではなく、台車のようなもので運ばれていて何でだろうと思ったのですが、神輿くぐりという神輿をくぐることで無病息災を祈るという意味があるんですね。
まだまだ八女の民俗には知らないことがたくさんあります。