サステナブルな会社として認証するB corp制度があります。
有名どころではアウトドアのパタゴニアや食品のダノンなどがあり、世界中で6,500社となかなかの存在感なのですが、日本でB corp認証を取得している会社は22年末時点で46社とまだまだ少ないのが実情です。
そんな中、賞味期限切れが近い食品を仕入れてネット販売することでフードロスを減らそうとするクラダシが日本初のB corpとしての上場を果たしました。
クラダシのミッションは『ソーシャルグッドカンパニーでありつづける』、ビジョンは『日本で最もフードロスを削減する会社』です。
消費者としては賞味期限が近いだけで安く食品を手に入れることができる上に、フードロス対策にもなる、一石二鳥のビジネスモデルです。
以前、所沢に住んでいた頃、近所に「つるかめランド」というスーパーがあり、そこも賞味期限切れが近い商品を大量に仕入れて安く販売するビジネスモデルを展開していましたが、それをもっとスマートにやっている印象です。反面、まだまだ商品ラインナップに強さを感じない部分があり、それは上場したことでの知名度や信用アップで解消されていくのでしょうか。
上場企業のBコープではダノンが業績不振によりCEOが解任されたり、社会貢献と株主利益の追求の天秤をどのようにバランスさせるか難しいチャレンジだと思いますが、株主の一人として応援したいと思います。
参考記事:
クラダシ(5884)の財務情報ならログミーFinance 【QAあり】クラダシ、通期売上高は前年比+40.3%と高成長 2024年6月期は増収増益予想、通期で黒字転換見込み - ログミーファイナンス