新所沢の映画館で上映が始まったので「殿、利息でござる!」を観てきました。
仙台藩の吉岡宿というところで実際にあった話が元になった映画で、貧しい宿場町に課せられた伝馬という荷物運搬業で更に生活が厳しくなった中で庶民がまとまったお金を皆で集めて殿様に貸し付けるというのがあらすじです。
殿様にお金を貸して稼いだ利息を宿場町に投資するというなかなか斬新なアイデアですが、利息は払うよりもらう側に立たないといけないと藩の財政担当が言っていたのは全くその通りです。
結果的にいろいろバタバタした結果、お金を藩が借りてくれることになったのですが藩としても返すことの出来ないお金にずっと10%の利息を払い続けるのは厳しかったろうなと・・・。
己を捨てて宿場町のために奔走する人達の姿は観ていて素直にいい話だなと思いますし、旦那衆の心意気を感じることが出来ました。