IID世田谷ものづくり学校で開催されたコモンズこどもトラストセミナーに行ってきました。先日、日本ファンドレイジング協会の鵜尾さん、大石さんと知り合う機会がありました。その席で「寄付の教室」というのを全国の学校でやっているというのをお聞きして、どんななのかなと興味を持っていたらコモンズ投信がまさにそのセミナーをするという事に。
これも縁だなと思い、参加してきました。
コモンズこどもトラストセミナー
「寄付の教室」with 日本ファンドレイジング協会
日時:2014年10月18日(土) 13:30〜15:30
場所:IID 世田谷ものづくり学校
講師:大石俊輔氏(日本ファンドレイジング協会)
今回は親子で参加されている方もいたので子どもチームと大人チームの2チームでの寄付の教室となりました。
「一人ではできない事も協力することで問題を解決できる」「世界にはたくさんの課題があふれている」といった導入から社会の問題を解決するNPOについての話へ。
ユニセフのマークがノートに付いていたり、筆ペンにWWFのマークが付いていたり、チョコレートにもACEのマークが付いている事が紹介されていましたが、身の回りに寄付金付の商品って随分増えましたね。
続いて3つのNPOの短い説明ビデオを見て千円の模擬紙幣を寄付する先を考えます。 このアイデア、いいですよね!
個人で寄付先を決めた後今度はグループ5人で5千円をどう寄付するかについてディスカッションしました。
寄付先を1カ所に集中することで生まれるインパクトを考えたり、どうせ5千円あるなら個人では選ばれなかった所にも少しは寄付したいと考える人がいたり・・・大人チームは色々考えた挙げ句に個人で選んだそのままの配分に。
子どもチームはまた違った結果だったのですが、子どもならではの素直な気持ちが表れる結果が興味深かったです。
子どもの頃、寄付はいい事だからと共同募金に寄付していましたが、それが何に使われるのか、本当に役にたっているのか?なんて事を考えたことはありませんでした。
大人になって自分が稼いだお金を寄付しようと思った時になって、どんな社会課題を解決しているのか?本当に効果的なのか?なんて事を考えて寄付するようになりました。
でも、こうやって子どものうちに寄付について考えてみる場があるというのはきっと子どもにとってもいいことなんじゃないかと思いました。
学校や親からの強制ではなく、自分で考えて寄付をするかどうかまで含めて選択するという経験がきっと残ると思うんです。
こどもトラストセミナーに参加するとスタンプが押されるのですが、この日はめでたくプレゼントが贈られる子もいました。
プレゼントは岡本和久さんが広めているハッピーマネーのピギーちゃんでした。
使う、貯める、寄付する、投資するの4つの入口が付いた貯金箱です。目的を持ってお金を貯めたり使うのにいいですよね。
会の最後にコモンズ投信を紹介する紙芝居が・・・。
渋澤さんのセンスが爆発していました。
コモンズ投信は投信の会社なのですが、30年という一世代の長期投資をうたっています。寄付も未来への投資という意味では同じようなものだと思っているのですが、こうした活動もコモンズ投信の哲学を表現する一つなのかなと思います。
今日は素敵な場に参加させていただき、ありがとうございました!