鎌倉投信が運用する結い2101の5月を「結いだより」を元に振り返ります。
■ 投資先のいい会社訪問
巻頭ページは5月に実施された株式会社トビムシの子会社西粟倉・森の学校への訪問ツアーの様子が紹介されています。地域活性化と林業再生にとことん取り組んでいる会社です。
なお、ツアーの様子は鎌倉投信のブログ 結いブログ でも紹介されています。
「結い2101」の投資先の「株式会社トビムシ」への「いい会社訪問」を実施しました~その1~
「結い2101」の投資先の「株式会社トビムシ」への「いい会社訪問」を実施しました~その2~
■ 概要
5月の結い2101は-0.06%でした。参考として配当込TOPIXが+3.36%、Russell/Nomura Small指数は+2.51%でした。今月は置いていかれましたね。
出典)Russell/Nomura日本株インデックス
■ 純資産流出入額
5月は約5.8億円の流入と大きく増えました。純資産総額も5月23日に90億円を突破し、いよいよ100億円も見えてきました。
■ 基準価額・日次リスク(250日)
5月30日時点での日次リスク(250日)は9.23と久々に10を下回ってきました。相場もだいぶ落ち着いてきたようですね。
■ 株式・現金比率
5月の株式比率は入金額が多かった事もあり、54.7%とわずかに減少しています。また、新たに1社に投資していますがまだ非公開となっています。(現在非公開の会社は2社です)
■ 上位投資銘柄
5月はエー・ピーカンパニーが組入トップとなりました。レポートによると株価の下がったハーツユナイテッドグループや第一稀元素化学工業を中心に買いを入れたようです。
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■ 運用報告会
全国各地で春の運用報告会が開催されました。東京会場では参加された方が報告会の後に会場近くにある投資先のいい会社HASUNAとIKEUCHI ORGANICのお店に行って商品を購入するという事もあったようです。投資家としてだけでなく、消費者としてもいい会社といい関係が生まれていますね。
4月に鎌倉で行われた運用報告会のレポートを当ブログでも書いています。
■ 受益者総会
9月27日(土)に横浜の大さんばしホールで開催される受益者総会のプログラムが発表されました。今年は企業展示をゆっくりと見られるように午前が企業展示、午後が運用報告や講演になりました。
午前の部:
企業展示(出入り自由)
午後の部:
開会挨拶
結い2101決算・運用報告
ヤマトホールディングス木川社長講演
パネルディスカッション
■ 日本版スチュワードシップ・コード
鎌倉投信では責任ある機関投資家の諸原則「日本版スチュワードシップ・コード」を受け入れる事を表明しました。実際にどのような方針をとるかについては8月末までに発表があるそうです。
企業との対話を通じて中長期的な目線で企業の成長を株主の立場から促すことを目的とした制度ですので、結い2101とは親和性の高い考え方だと思います。127の機関投資家が受け入れを表明したそうですので日本にも責任ある投資が実態として根付くきっかけになってくれるといいなと思います。
■ R&I投信評価
R&Iファンドの元となるR&I投信評価から5月末のランキングです。