いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。2017年に所沢から八女に移住しました。

IKEUCHI ORGANICのオープンハウスに参加してきました

6月3日に愛媛県今治市にあるIKEUCHI ORGANICさんで今治オープンハウスが開催されました。一般のお客さん向けに工場見学などを行う初めての試みという事で私も夫婦で参加してきました。

集合場所の松山空港から大型バスに乗って出発です。阿部社長から行程の案内があった後は池内代表によるガイドで最初の目的地へ。

最初の目的地は西条市小松にあるマルブン 小松本店。ここの鉄板ナポリタンは絶品で池内代表もナポリタンが食べたくなると西条市にあるINTERWORKSに仕事を作ってやってくるそうです。外観も街の洋食屋さんという雰囲気がありますね!

これが鉄板ナポリタン(4人前)。迫力のボリュームです。既にその前にサラダと鶏天でお腹いっぱいになりかけていましたが、美味しくて普通に1人前食べてしまいました。これはもう一度食べに行きたいですね。

ランチの後はタオルラボ INTERWORKSへ。

織機で織り上げたタオルの染色、裁断など後工程をしている工場です。今治市の7つのタオル会社が共同でYグループ共同組合として設立されました。工場を見るには7人の理事の同意が必要なため、なかなか一般の人は中を見ることが出来ません。(特に今治に住んでいるタオル工場関係者は無理とのこと)

IKEUCHI ORGANICとしても一般のお客さんを工場見学に連れてくるのは初の試み。人数が多いので池内班と阿部班の2班に分かれて見学しました。

最初に向かったのは排水処理設備。飛行機から見てもとっても綺麗だった瀬戸内海は世界で最も厳しい排水基準がありますが、それすらクリアした最高水準の排水処理設備です。

石鎚山系の地下水を大量に使ってタオルを染めたり、織った後の糊抜きなどをした排水はバクテリアの待つ排水処理設備へ。ここでタオル系の排水が好きなバクテリアによってきれいな水に分解されます。

色はちょっと残っていますが、底が見えるくらい綺麗になっています。

こうして鯉が住めるくらい綺麗になった工場排水が瀬戸内海へ。大量の水を使うタオルづくりですが、しっかり環境に負荷をかけない配慮がなされています。

一口に染色といってもいつも同じ色が出るわけではありません。どの染料の組み合わせでどんな色になったか記録を残しておいて再び生産するときに同じ色が再現できるように微調整していきます。

定番商品を何年も作り続けるIKEUCHI ORGANICならではの苦労とも言えますが、染色工場側の努力にも支えられているんですね。

染色工程。こちらで染められたタオルは5時間以上かけて丁寧に洗濯されます。

乾燥機。パイルを立たせるふっくら仕上げとそうでない2ラインありますが、IKEUCHI ORGANICではふっくら仕上げのラインを使っているそうです。

ずっと繋がっていたタオルは横方向に裁断されて耳の部分をミシンで縫われます(耳巻き)。この耳の部分をいかに細くするかにもこだわりが。確かにIKEUCHIのタオルは他社のタオルと比較しても耳が細いんです。

縦方向にも裁断されて出来上がったタオルはIKEUCHI ORGANICへ帰って行きます。

バスは西条市を出て今治市にあるIKEUCHI ORGANIC本社工場へ。社員の皆さんがバスをお出迎えしてくださいました。 

いよいよ工場見学へ。 

社長室兼デザイン室でタオルの設計についてお話を聞きました。

絵柄があるものについてもCADでタオルの設計が出来るのですが、一番最初に始めたのが池内タオルだったそうです。CADでタオルを設計するとき、タオルはパイルがあるのでちょっと縦横の比率が変わるというのは言われてみると確かにそうだなって思いました。

シミュレーションもCADで出来るものの、実際に織ってみて調整が必要なのと色々ある値をちょっと変えるだけでぜんぜん肌触りが変わるのも驚きでした。いい案配のタオルを作るためにはたくさんの試作が必要なんですね。

ベビー用品の試作品と完成品の違いなど、実際にテストで使ってもらってわかった部分を修正しながら作られている様子がよくわかりました。

いよいよタオル工場へ。

最初に見たのはタオルの経糸をコーンと呼ばれる糸巻きから大きなドラムに巻き取っていく整経工程です。

ベテランの職人さんが整経を担当しています。あれだけの糸を一本一本設計通りにビーム(ドラム)に巻き付けていくなんて・・・。

巻き取られた糸もきれいなんですよね。この経糸が織機にセットされてタオルが織られます。

ドラムにセットした経糸を織機にセットしていきます。これもまた手作業。糸が絡まないように丁寧に丁寧に櫛でとかしながら3000本以上の糸をセットします。

タイイングマシンが織機に糸をセットします。 

ここで、参加者が織機のスイッチを押して織機を動かす体験をさせていただきました。スイッチを押すと織機が動き出すのは感動的の一言!

織り上がったタオルは目視で問題がないか確認されながらINTERWORKSで後処理するため100kg単位になるように繋げられます。

タオルのロールと次のロールをミシンで繋げるところも見せていただきました。

検品の工程も見せていただきました。タオルのパイルが飛び出てしまった場合は根本からハサミで切ることでそれ以上影響が広がらないそうです。ぴょんと飛び出た部分を見つけたらすぐ切っちゃいましょう。 

京都市ソーシャルイノベーション研究所の秋場さんをファシリテーターにファンと工場で働く人達の意見交換を行いました。ファンがIKEUCHIのタオルのどんなところが好きなのか話し合っている姿や発表しているのを工場の人が直接聞くことで、どんなに自分達がつくっている製品が愛されているか伝わったんじゃないかと思います。

そして、ファンも工場で働いている姿を見てこんなに丁寧に作られているんだとさらに大好きになったと思います。

工場の皆さんからのサプライズで先ほど織機体験したタオルを参加者にプレゼントすると発表がありました!織機にセットされている時に日付が入っていたので記念品なんだろうなと思ってましたが、まさかプレゼントされるとは!ありがとうございます!

阿部社長からはIKEUCHI ORGANICが2030年に向けた持続可能な開発目標「SDGs」の達成に向けた誰も犠牲にしないものづくりをすることを宣言。オープンハウス参加者にも宣言の証人としてサインして欲しいと話がありました。

宣言に署名する池内代表。IKEUCHI ORGANICの社員さん、そして私たちオープンハウスの参加者も署名しました。

夜は社員さんと一緒に懇親会。社員さんとお話しながら美味しい食事をいただきました。今治の地元料理や手作りところてん、池内さんが作ったサングリアも美味しかったです。

今回が初めての試みだった今治オープンハウス。普段お客さんと直接接することのない工場で働く人にとってもどれだけ愛されているかわかる機会になったと思いますし、ファンにとっても益々IKEUCHI ORGANICファンになるイベントだったと思います。

私個人としても鎌倉投信のいい会社ツアーなどで工場見学しているので3回目の訪問でしたが、食品工場のISO22000を取得しようとしていたり、取得後だったり訪れる度に工場が整理整頓されて進化している様子を見ることが出来ました。

なによりも働いている社員さんとじっくりお話できたのが一番よかったです。社員さんが本当にIKEUCHI ORGANICのことを好きだって事も伝わってきましたし、こちらもIKEUCHI ORGANICが大好きだってことが伝わったんじゃないかと思います。

本当に行って良かったです。是非これからも続けていって欲しいと思います。

今回参加出来なかったIKEUCHI ORGANICファンの皆さんも次回は是非!

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