セキュリテ被災地応援ファンドの投資先の企業を巡る425祭。今年は陸前高田が舞台でしたが、2日目は箱根山テラスの朝食から始まりました。シンプルでやさしい料理が美味しかったです。
箱根山テラス
食事の後、箱根山テラスについてお話を伺いました。木と人を生かしてつながりを育んでいくことをテーマに地元岩手産の木材をふんだんに使った建物やペレットストーブが温かい空間を生み出しています。
素晴らしい景色が眼下に広がっていますが、海岸線沿いは木の陰になって見えないのも被災地を感じさせない工夫だそうです。自然に囲まれて本当に幸せな気持ちになる場所です。
桜も綺麗でした。
酔仙酒造
2日目最初の訪問先は大船渡にある酔仙酒造でした。
お酒づくりを順を追って説明いただきました。美味しくするため、作業を効率化するため、安全に酒づくりをするための様々な工夫がされた新工場だという事がよくわかりました。
工場見学の後はワークショップを行いました。
陸前高田のいいところ、こんな風にしたらいいのでは?といった事をグループ毎に分かれて話し合いました。
三陸とれたて市場
次に向かったのは三陸とれたて市場です。
電子レンジと同じような原理で冷凍するCASという冷凍システムを見せていただきました。磁石を持って中に手を入れるとブルブル振動します・・・。
お昼は三陸とれたて市場さん特製のお弁当です。
中にはCAS冷凍された具材もあったのですが全然鮮度の違いがわかりません。
牡蠣までいただいちゃいました。美味しかった〜。
三陸とれたて市場では漁師のおつまみ研究所も併設していて地元のお母さんたちと一緒に新メニューの開発に取り組んでいます。ほぼ日の記事を読むと面白い会社だな〜って思います。
ほぼ日刊イトイ新聞 - ゼロから立ち上がる会社に学ぶ 東北の仕事論。 大船渡 三陸とれたて市場 篇
八木澤商店
425祭 in 陸前高田 最後の訪問先は八木澤商店です。
元小学校の校庭に最初はつゆ・たれ工場、続いて醤油工場を作りました。
醤油工場に入って醤油が出来るまでを説明する河野社長がとっても嬉しそうでした。
もやしもんを読んでいたおかげで醤油の作る工程は頭では知っていたんですが、実際に見てみるとやっぱり違います。前回、こちらの工場見学させていただいた時は大豆や小麦を煎る香りがすごくいいんだという話を聞いていましたが、今回は工場の残り香で香ばしい香りを感じることができました。
醤油を熟成させるタンクは全天候型になって屋外にあります。蔵の中に無くていいの?って思いますが、しっかり温度管理されているのでこれでいいそうです。そして、建物の外にあるので増設も出来ちゃいます。
八木澤商店では震災を乗り越えた醪から作った奇跡の醤という醤油がありますが、新工場で使う水も結構奇跡的エピソードでした。事前に地下水はないよと言われていたものの、井戸屋さんがやってきてここだなと言われた所を掘ったら一発で出てきたそうです。
醤油を絞るふねに残った醪。
美味しくてきゅうりが欲しくなりました(笑)
元学校なので桜並木が見事でした。
今年も425祭に参加することが出来ました。
こうして年に一度、美味しいものを食べて美味しいねって笑顔で言い合う関係が続けていければいいなと思います。
気仙沼、南三陸、陸前高田と訪問したので来年は石巻・塩竃あたりですかね〜。
矢部園で扱っている桃生茶のお茶畑は行ってみたいです。