ひふみのあゆみを元に4月のひふみ投信を振り返ります。
月次リターン
ひふみ投信の4月のリターンは+0.85%でした。参考として配当込TOPIXが+3.22%、Russell/Nomura Mid/Smallが+2.02%でした。
※東証の指数ラインナップ Russell/Nomura日本株インデックス
純資産流出入額
4月は1.0億円の純流入でした。営業日ベースでは流入が14営業日(66.7%)に対して流出が7営業日でした。今月は月中の解約金額が多く、流入は1億円に留まりました。
純資産総額はひふみ投信が201.12億円、ひふみ投信マザーファンドが472.12億円でした。ひふみ投信が42.6%を占めています。外販のひふみプラスの取扱会社も順調に増えており、直販のひふみ投信比率が40%を切るのも時間の問題になりそうです。
基準価額・日次リスク
ひふみ投信の日次リスク(250日)は14.53%です。
株式・現金比率
ひふみ投信の株式比率は92.29%と減少しました。ひふみアカデミーによると新規資金が入ったためという説明でした。投資銘柄は104のままです。
上位投資銘柄
上位10銘柄のうち入れ替わりがあったのは7位のアウトソーシングのみでした。
ひふみアカデミー
今月のナビゲーターは渡邊さんでした。
- R&Iファンド大賞を4年連続で受賞
- 規模は小さいが腕のいいファンドから規模の大きなファンドへ
- 四月前半はTOPIXと同等だったが、後半に金利敏感セクターが上昇したため差を付けられた
- 国内の機関投資家、個人投資家は4月も売り。買いが入っていたのは海外の投資家
- 千代田化工建設は水素もある原油関連として買っていたが、直近の上昇で一部売却した。本筋は優良企業の長期投資だが、値動きが激しくならないように原油関連を組み入れたり売却したりしている
- 企業の価値に投資しているので日経平均2万円というのはどうということではないが、気にする人が市場参加者にいることも事実
- 景気は中腹程度という認識でここから下がることもあるし、頂上まで行くこともあるが天上まで行くことはない
これから賃金上昇によりボリュームゾーンの消費が伸びてくるのではないか - 国債市場は資金は大きいが参加者の厚みがないので同じ方向に動きやすい
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