金融庁が2015年度税制改正要望をまとめましたが、1人当たりの年間非課税枠は100万円から120万円への拡充に留まりました。
アングル:NISA非課税枠120万円止まり、金融庁に「したたかな戦術」 | Reuters
1人200万円にという声もありましたが、120万円というのは少額投資非課税制度という趣旨を考えると毎月10万円の積立を想定した金額でちょうどいい金額だと思います。あとは制度の恒久化と総額を1200万円くらいまで増やすかどうかでしょうか。
また、未成年向けのジュニアNISAについても盛り込まれています。ジュニアNISAは未成年者の名義で実際は親や祖父母世代が代わりに資金を拠出。18歳になるまでは払い出しのできない未成年者が大学進学や社会に出て行く際の後押しとなる制度です。
ジュニアNISAでは年間非課税枠を80万円に設定。若年層向けに資産の移管を進めたい金融庁の意向もうかがえます。
コモンズ投信もメンバーに名を連ねる資産形成支援のあり方を考える勉強会がジュニアNISAの創設を提言していましたが、早速実現に向けて動き出しましたね。
ジュニアNISAの場合、原則18歳まで払い出しできないという事で5年という非課税期限は無いという理解でいいのでしょうか?
※8/30追記
ジュニアNISAも非課税対象、投資可能期間、非課税期間は成人NISAに準ずるということですので非課税期間が終わった後は18歳になるまで課税対象としてジュニアNISAに残るという事のようです。システム化が面倒そうな制度ですね・・・。早く恒久化して欲しいです。