いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。2017年に所沢から八女に移住しました。

第四回ひふみの社会科見学 CYBERDYNE、エー・ピーカンパニー

4月16日(水)に4回目のひふみの社会科見学が開催されました。今回の行き先は先日上場したばかりのロボットスーツHALを研究・開発・販売しているCYBERDYNE(サイバーダイン)でした。たまたま『2020年の日本 革新者の時代』という本で存在を知り、興味を持っていた会社だったので募集開始を知ると同時に申し込み、会社に休暇申請しました。(3回目の石炭火力発電所は休暇の調整中に満席になったので・・・)

つくばエクスプレスの研究学園駅のすぐ隣にCYBERDYNEの本社があります。もともとの予定ではサイバーダインスタジオという見学施設への訪問だったのですが、本社内でお話も聞かせていただけることに。

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ロビーには全身タイプのHALが展示されていました。

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背面から

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宇賀CIOからサイバーダイン社の事業説明をお聞きしました。説明の後は質疑応答。レオスのアナリスト片山さんを始め、参加者からも多くの質問が出ていました。

  • 人が身体を動かすとき、脳から身体へ動けという信号が神経を通って送られます。これが正しく届くと身体が動きます。なんらかの要因で信号が届かなかった場合に身体は動かなくなりますが、HALはこの生体電位信号を皮膚から読み取り、身体に代わって動くことで自分が思った通りの動きをします。
  • 歩けなかった人が歩くのをサポートするだけでなく、それを繰り返すことで動いたという情報が別の神経系を通じて脳にフィードバックされ、HALのサポートがなくても歩けるようになったという事例があります。欧州では既に医療機器として認可を受けており、日本では臨床試験中、アメリカではFDAへの申請準備中となっています。
  • ドイツでは労災保険の対象として医療費全額免除となっており、1時間あたり500ユーロ(約7,500円)でHALを使ったトレーニングを子会社を通じて実施しています。
  • 欧州で医療機器としての認証を取得済ですので、他の国々へも保険適用とセットで展開していく計画です。スイスやオーストリアはドイツと制度が近い為有望な市場です。
  • 医療用機器の市場は年間20兆円ですが、医療費の市場は600兆円と30倍の市場を持っているので機器販売ではなく、医療サービスとしての展開を行っていきます。
  • HALはパーツを外注し、CYBERDYNEで組み立てを実施しています。セル製造方式で組み上げから検査を行い出荷するまで約1日半。
  • CYBERDYNEはメディカルロボット分野で先駆者の立場におり、ISOによる標準化においても検討メンバー入りしルールメイカーとしてデファクトを作成しました。また、パーソナルケアロボットとしては初のISO認証も取得しています。
  • ロボットスーツHALの技術の応用例としてバイタルセンサーを用いた健康管理に必要な生理情報をモニタリングして遠隔地での医療などが考えられています。

参考)
 東京証券取引所マザーズ上場に伴う当社決算情報等のお知らせ(CYBERDYNE)
 最先端研究開発プログラム中間評価に係るヒアリング(内閣府)

続いて、近くのショッピングモールiias TSUKUBAの中にあるサイバーダインスタジオへ。ちなみにモールを運営している大和ハウスとCYBERDYNEはHAL福祉用の分野で資本提携もしています。


HAL®福祉用 広報ビデオ - YouTube

サイバーダインスタジオではHAL福祉用が2種類展示されていました。奥に見える第三世代ではバッテリーを背負っていたり大がかりだったものが手前の第四世代ではかなりスマートな作りになっています。山海社長の方針でロボットはかっこよくないといけないという事でデザインもスマートなのが特徴です。また、福祉用HALを使ったリハビリの様子がビデオでも見ることができました。

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続いてTARGET HAL マイクロアドベンチャーというビデオを鑑賞しましたが河森正治さんが監督をした本格的な映像でHALすげーよ!と興奮度は上がる一方です。(ちなみにかなりエンターテイメント性重視の内容です)河森監督もサイバーダインには注目していて変形するか飛ぶようになったら教えて下さいと言われているそうです(笑)

いよいよHALのデモです。センサーを腕に付けて腕を曲げるとHALの脚も曲がります。

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藤野さんも挑戦です。
動かしたいという生体電位信号を検知して動くので、腕を押さえて実際には動いていなくてもHALは動き、他の人に腕を動かされた場合は自分が動かそうとしていないのでHALも動きません。実際に見ると感動します。

最後に自分もセンサーを付けてHALを動かさせてもらいましたが、コントローラーが必要なく、自分の意思で動くというのには感動します。様々な人によって信号が異なるため、多くのパターンを集めて標準化しているところにCYBERDYNEの強みがあるそうです。

サイバーダインスタジオには各種ロボットも展示されています。

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サイバーダインというとデデン、デン、デデン・・・というテーマ曲を思い出す人も多いと思います。公式ではサイバニクス+ダイン(力)でサイバーダインという事になっていますが、ターミネーター4のマックG監督との対談で山海社長は「18時を過ぎるとターミネーターが大好きですと答えるようにしています」と話してますね(笑)。

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 他にも懐かしのロボットが・・・うちにもありました。

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CYBERDYNEの見学が終わった後は秋葉原へ戻って今度はこちらも投資先になるエー・ピーカンパニーの塚田農場へ。懇親会が始まる前に天野裕人事業部長から事業内容の説明がありました。

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  • 新規のお客さんに力を入れてリピーターになってもらうようにしていますが、お客さんは感動しないとリピーターにはなりません。ちょっとした気配りを積み重ねて感動を生み出すようにしています。
  • 従業員満足度(ES)と顧客満足度(CS)が言われているが、そこにiを入れて従業員感動満足度(EIS)=顧客感動満足度(CIS)としています。マニュアルはありますが、そこにはお客様から逆に感謝されて「ありがとう」と言ってもらえるような事が書かれています。アルバイトさんがそれで喜んでもらえるように。いいものはみんなで共有しようと塚田のジョーというサイトで現場からの声を吸い上げています。
  • アルバイト感謝祭というのを毎年開催していてビックサイトに昨年は1,000人招待しました。イベントの優勝店にはお店を休みにして社長の奢りで叙々苑にという内容で昨年は200席ある大型店が優勝しました。会社としては売り上げ的に痛かったけれどもしっかり休んで叙々苑に行きました。
  • アルバイトさんを採用するのに外部委託するとお金もかかるし大変という事でbナビという自社採用媒体を作りました。bナビ利用のメリットとして就職支援セミナーを開催したり、エー・ピーカンパニーのアルバイトさんを是非採用したいという会社の会社説明会を実施したりしています。
  • 社員向けにも宮崎農場への研修は毎月6〜7人が行くようにして社員が農場で働く事でミッションの共有を図るようにしています。
  • 弊社で一番プレゼンのうまい副社長によるプレゼン研修も行っています。

エー・ピーカンパニー大久保常務から人材育成についてお話を聞いたことがあるのですが、天野さんのお話や塚田農場の店員さんを見てちゃんと伝わってるし実践できているんだなと思いました。札幌の人から東京で感動したので地元の塚田農場に行ったら感動しなかったという声も聞いているので当たり外れを無くしていくのが今後の課題でしょうか。

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当日はレオス・キャピタルワークスの創業11周年記念日という事で社員の方たちとも懇親会で一緒にお祝いをしました。創業11周年おめでとうございます!

新入社員の方ともお話ししてきましたがちゃんとレオスの将来も見ているなと感じました。今まで色々ありましたが、ようやく経営も安定してレオス自身も成長に向けて力を入れることができるようになったなと感じます。

レオスとは償還されましたがレオス日本成長株ファンドからのお付き合いになりますが、個人投資家の方を向いたいい会社である限り、私も応援していきたいと思っています。

ひふみの社会科見学も今後は地方開催も含めて毎月くらいのペースでやっていきたいと聞いていますので、地方在住の方も楽しみにしていて下さいね。