"いい投資"探検日誌 from 新所沢

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています

池内タオル 2014S/S商品発表会に行ってきました

11月14日(木)に虎ノ門にあるりせっとcafeで池内タオル(現 IKEUCHI ORGANIC)さんの商品発表会が開催されたので行ってきました。

 

池内 計司社長:

池内タオルが創業60周年を迎えた年に新作のタオルが誕生しました。2月8日に創業60周年を迎えましたが、今日はそれからこれまでの報告します。 

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池内タオルは全製品で今治タオル認定をクリアしました。常々今治タオル認定は最低限の基準で上はいくらでもあると話していましたが、これでうちの商品は全て最低基準をクリアした事になります。

 

今治タオル認定だけでなく、エコテックスも全製品で取得しています。全ての製品が赤ちゃんが口にしても安全なレベルの商品ということになります。

コットンヌーボー2013

春にも発表しましたがコットンヌーボーはいくつかのコラボレーションモデルを発売しました。mastermindモデルは伊勢丹に行列が出来、並んだ人でも買えない人が出るくらいの人気でした。

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また、今年は5月に横浜でTICADアフリカ開発会議が開催され、阿部がタンザニアのキクウエテ大統領に商品を説明したところ、タンザニアの綿がタオルのような最終製品になり、しかも高級品だということにいたく喜んでいただきました。

 

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その後、政府の人がタンザニアまでお礼に行くのに一緒についていきましたが、現地の人にこんな風に大統領が一般の商品を持って一緒に写真に写るような事はなかなか無い。ニューヨークで売るよりもタンザニアで売った方が売れるよと言われました。

池内タオルは今年、WWFのWindMade企業に日本で初めて認定されました。風力発電由来の電力100%使用が認められた結果です。

池内タオル株式会社、日本初のWindMade企業に認定|日本での地球温暖化防止|WWFジャパン

また、アメリカの優れたテレビ作品に送られるエミー賞受賞者へ副賞として贈られるギフトセットにコットンヌーボーの2012と2013のセットが採用されました。

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コットンヌーボー2014

池内:コットンヌーボー2014の製品タグは白地に赤で書かれています。これについてプロダクトデザイナーの佐藤利樹さんからコメントを。 

佐藤:昨年は池内タオルが60歳ということで赤いちゃんちゃんこをイメージして赤いタグに白い文字にしましたが、今年は逆に白地に赤のシンプルなものにしました。 

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池内:コットンヌーボーは2030年プラス1年まで続けるので、あと18色ある事になります。

昨年、佐藤利樹さんに赤ちゃんが生まれたのでガーゼをつくるように何度も言われていました。そこで2014ではガーゼのおくるみが追加される事になりました。佐藤利樹さんの赤ちゃん向けに。 

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池内タオル60周年によせて

今年のコットンは三年連続の大豊作でした。リーメイ社(オーガニックコットンの原糸の生産元)も今年30周年で社長からお祝いのメッセージをいただきました。

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ウインドパワー含めお互いに頑張っていきましょう。CO2削減含めてお互いにいい商品を作っていきましょうという様なことが書かれています。

インドで生産されるオーガニックコットンにも遺伝子組み替え綿が三割くらい混ざるようになりました。リーメイでは全ての畑で遺伝子組み替え綿が混入していないか調査して、混入が見つかると通常綿として扱われるようになります。

このようにインドにおいては遺伝子組み換え綿の混入が増えており、インドはオーガニックコットンの産地ではなくなりつつあります。

池内では数年前に産地をタンザニアに移行したのはタイミングが良かったと言えます。北半球のオーガニックコットン事情はそんな風になりつつあります。

 

藤田理麻さん

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池内のラインナップではこれまで藤田理麻さんにHAPPINESSとFREEDOMの2製品をデザインをしていただいていましたが、発売開始から10年たったこともありリニューアルをしました。

また、10年前とは違い今は池内にもテクニックがあるので藤田理麻さんの画を元に素晴らしいタオルをつくることができました。 

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藤田:はじめは水彩画のように描きましたが、タオルにもならないといけないので難しかったけれども、二回目でうまく描けるようになりました。

大好きな象をモチーフに理麻カラーで。透明感のあるタオルが少ないので、心がスコーンと元気になるようなタオルをデザインしました。 

HAPPINESS 2

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池内:理麻さんとはハピネスとフリーダムの売り上げからの寄付でインドに小学校を作りたいと話しています。リニューアル商品は他にもあります。

Straits 20(STRAITS ORGANIC)

NYのホームテキスタイルショーで池内タオルを有名にしてくれた商品(ストレイツ)ですが、オーガニックではなく通常綿を使っていました。

これをオーガニック綿に変えることで池内タオルは100%オーガニックのタオルメーカーになります。ここまでくるのに15年かかりました。

従来ストレイツでは86%を占めていた通常綿をオーガニックコットンに変更。モダール(レーヨン)をバンブーレーヨンに。ポリエステルは一年半で土に還るというデュポンの環境型ポリエステルAPEXAに変更しました。   

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尊敬するパタゴニアさんは96年に100%オーガニックに変えました。

パタゴニアの製品はほとんど綿を使っていないのに100%オーガニックコットンと言っていてズルいと今まで言っていましたが(笑)、それから17年かかりましたが池内も100%オーガニックになります。 

Organic 60(ORGANIC AIR

昨年オーガニック7をリリースしましたがヘビーデューティな製品でした。オーガニック60(商品名ORGANIC AIR)は世界一軽いタオルで、既存製品と比較して63%軽くなっています。

バスタオル1枚の方がiPhone5にケースを付けたものより軽いのです。(プレスリリースによるとバスタオル1枚がわずか160gです)

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ホテルに泊まると「んん・・・」というタオルを使っているところもありますが、オーガニック60は薄くて軽いので是非自分が好きなタオルを旅先に持って出掛けて下さい。

NYのテキスタイルショーで世界で一番いいタオルと評価されましたが、世の中には薄いタオルが好きという人もいます。そういう人からは池内のタオルは風呂場で使えないよと言われていたにも関わらず、これまで池内のタオルはどんどん重くなっていました。

いつになったら薄いタオルを作ってくれるの?と薄いタオルを好む人達から言われ続けていましたが、織り方がわからなかったのです。

それが、創立60年という今年、ついに織り方をひらめきました。

このタオルは実際に使ってもらわないと感動は伝わらないので、今日はウォッシュタオルをお土産に持ち帰っていただきます。

オーガニック60でバスローブも作りました。バスローブでも450gしかありません。

 

池内タオルはこれからも本当のオーガニックを求め続けます。

 Aiming  true  organic

 

コットンヌーボー2014の商品版については次回1月21日に渋谷のヒカリエ8Fで発表会を行います。

11月からヒカリエでd47という47都道府県のテキスタイルを紹介する展示会が開催されますが、愛媛県からは池内タオルが選ばれました。ぜひヒカリエ8階を訪れてみて下さい。

池内タオルは民事再生していましたが、おかげさまで鎌倉投信さんが社債をひきうけたりニッセイキャピタルさんによる増資により直接金融だけで資金調達した会社になりました。

 池内タオル㈱に追加投資いたしました。ニッセイ・キャピタル株式会社

 鎌倉投信の結い2101が池内タオルへ投資

来年の春には東京にお店を出そうと今、場所も探しています。 

乾杯

乾杯の挨拶はソフィアバンクの藤沢久美さんでした。

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まだ池内タオルが無名の2002年からのおつきあいだそうですが、池内タオルの60周年をお祝いするとともに、池内タオルが600周年を迎えられるように、そしてその時は私たちの子孫にとっても素敵な社会になっていることを祈念して乾杯するというものでした。

いい会社って本当に素敵な人達から愛されていますね。 

お土産

お土産にいただいたOrganic 60のウォッシュタオル、これは本当に薄くて軽くて柔らかくてびっくりします。

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家に帰ってうちの奥さんに持ってもらった時、「なにこれ!」という声が自然に出ていました。それくらい触ってみるとすぐに違いがわかります。確かにかさばらないので旅行に持って行くのに良さそうですね。

ミュージックセキュリティーズで募集していたコットンヌーボーのファンドに出資しているのでコットンヌーボー2014がお目当てだったのですが、Organic 60には度肝を抜かれました。

製品発表会ではあるのですが、参加している人は業界の人というよりも池内タオルが大好きな人たちという感じの集まりで、ここからクチコミが広がっていくんでしょうね。(このブログのように・・・)

また、池内タオルが世界に例のないオーガニック専業タオルメーカーになったというのも素晴らしいことだと思います。「オーガニックな会社をつくりましょう」というキーワードで61年目に踏み出すと以前言われていましたが、思っていた以上に進化していました。

会の最後で今年入社した22歳の人に池内タオルの創立120年の時には82歳になっているけれども、その時は池内タオルに来てもらって創立60周年行事の事を話してもらえるように全部のイベントに出てもらっているという話がありました。

新入社員に60年後の120周年の時には60年前の出来事の語り部となって欲しいと話せちゃうのってすごいことですよね。本当にいい会社だなと思いました。

また、パタゴニアをうらやましく思っていたという池内社長ですが、12月14日(土)にNPO法人いい会社をふやしましょうのシンポジウムでパタゴニア日本支社長の辻井隆行氏と一緒に講演することになっています。

 特定非営利活動法人いい会社をふやしましょう