2024年9月の結い2101

結い2101の月次レポート「結いだより第175号」が公開されました。

今月は巻頭特集で三洋貿易さんのSanyo Solution Galleryの訪問記でした。廃校跡にEV車両と分解された9万点の部品が展示されている日本で唯一の展示場だそうです。

テスラの基盤がアメリカの形になっていたり、車種ごとに部品数が大きく違うなど、分解してみないとわからない点などは面白いですね。残念ながら一般の人は見られないそうですが、いずれいい会社訪問などで訪問できたら嬉しいです。

また、小林製薬への保有方針についての説明もありました。

鎌倉投信としては「平時に機能していたはずのコーポレート・ガバナンスが有事では機能しなかった」のがこの問題の本質で、新社長の下で組織としての想像力を上げる、そのために「消費者のことを想う」、「社員が視座を上げ経営者意識を持つ」事に取り組む。時間はかかるがこれに尽きるという方針を聞いて真に組織を変えていく意思を感じたそうです。

いろいろ報道はされていますが、私も鎌倉投信の判断に賛成で、ここからしっかり反省して失われた信用を取り戻していってほしいと思います。

運用面では新規組み入れ先としてメンバーズさんが紹介されました。テーマは人で「共通価値の創造によって社会の変革をリードする、いい会社」という事でした。

メンバーズさんとは学生さん向けのCSVインターンシップを何度か一緒にやらせていただいた事があるのですが、直接的にメンバーズさんの利益にはつながらないのに本気で取り組まれていて、いい会社だなと思っていました。IBMや良品計画などそうそうたる会社に交じってトビムシが登場したのでそのチョイスで学生さんが集まるのか心配しましたが、たくさんの学生さんが参加して下さいました。

こうして結い2101の投資先として再会できて嬉しいです。

2024年9月時点の運用成績