
10月16日に開催されたコモンズ投信の新ファンド「コモンズ・グローバル30ファンド」のオンライン説明会に参加しました。
エジンバラにはウォルター・スコットやベイリー・ギフォードのように長期集中投資をする運用会社があり、コモンズ投信とウォルター・スコットとはかなり前から交流があり、新ファンドの話も7年前から進んでいたそうです。
コモンズ投信とウォルター・スコットの共通点
コモンズ投信とウォルター・スコットは運用を評価する5つのPに対する考え方が近しいと話していました。
平均投資期間はコモンズ投信の13年に対してウォルター・スコットは14年程度。創業してからの年数が異なるにも関わらず13年というコモンズ投信に対してウォルター・スコットから「ワォ!」という声があったそうです。
- 投資哲学(Philosophy): 株価予想や短期的な利益を追求せず、企業の長期的な成長によるリターンを追求する。
- 投資プロセス(Process): 長期的な視点で企業を調査し、投資委員会全員が一致しないと組み入れられない「全会一致の原則」を採用。長期的なメンテナンス(ウェイト調整)を行う。
- 人材(People): 企業文化が似ていると感じられている。ウォルター・スコット社は20名超の運用チームが地域別(欧州中東アフリカ、アジア太平洋、米州)に分かれ、ローテーションも行っている。
- 投資対象(Portfolio): ウォルター・スコット社は信越化学に30年以上投資するなど、長期間保有している。
- パフォーマンス(Performance): 短期的に市場インデックスを下回ることはあっても、長期で見れば超過収益を出している点で共通している
運用目標と想定されるポートフォリオの特徴
ウォルター・スコットでは長期的な目標リターンは年率7%~10%を目指すと紹介されており、コモンズ・グローバル30ファンドでもそこは踏襲されます。
ウォルター・スコットはポートフォリオを季節ごとに違った花が咲いているイングリッシュガーデンのように表現しており、市場環境に左右されない一貫した運用が特徴です。また、市場が下落したときに下げ粘る傾向があります。このあたりもコモンズ30ファンドに近しいですね。
項目
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ウォルター・スコットのポートフォリオ
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世界株式(日本株除くインデックス)
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ROE (株主資本利益率)
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29.0% | |
営業利益率
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18.1%
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13.5% |
PER (株価収益率)
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28.3% | 23.8%
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配当利回り
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1.2% | 1.7%
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現時点で組み入れが想定されるリサーチ先
Amazon、Microsoft、Mastercard、Eli Lilly (イーライリリー)、Costco (コストコ)、Booking Holdings (ブッキングホールディングス)、Hermès (エルメス)、Intuitive Surgical (インティューティブ・サージカル)、TSMCなど
ウォルタースコットが運用する既にあるファンドとの違い
ウォルター・スコットが運用助言するファンドは大和アセットにもありますが、下記のような違いがあります。コモンズ・グローバル30の方がより投資対象が絞り込まれた集中投資となります。説明会の中でポートフォリオを構成する上で20社を超えると投資先を増やしていく分散効果は出にくくなると話しており、コモンズ30と同じく30社への投資で十分に分散効果は出せるという考えです。
- コモンズ・グローバル30ファンド(コモンズ投信)
投資対象:日本を除く世界株
ポートフォリオ:30社程度 - ウォルター・スコット優良企業成長企業ファンド(大和アセットマネジメント)
投資対象:日本を含む全世界株
ポートフォリオ:50社程度
販売先について
10月20日から始まる当初募集はコモンズ投信直販のみですが、運用開始後はコモンズ投信と同じく長期目線でお客様と一緒に育てていくという考えが一致した販売会社で順次販売を開始するそうです。希望が多いと思われるネット証券での販売も計画しているそうですので正式発表が楽しみですね。
寄付プログラムについて
コモンズ30ファンド、ザ・2020ビジョンの直販で行われている寄付プログラム。コモンズ・グローバル30ファンドではどうなるのか気になりますよね。こちらについてはコモンズ投信らしい寄付プログラムを検討しているそうです。