いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

独立系投信は機動的な運用をしている?

NIKKEI STYLEに独立系投信の「機動的な運用」についての解説記事がありました。

style.nikkei.com

株式比率を状況に応じて変化させる「機動的な運用」について ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)、ザ・2020ビジョン(コモンズ投信)、結い2101(鎌倉投信)、みのりの投信(ポートフォリア)の4本のファンドを解説しています。

株式比率をダイナミックに動かすのはザ・2020ビジョンとみのりの投信なのですが、みのりの投信は暫くチェックしていないうちにフルインベストメントになっていたんですね。キャッシュをしっかり持って値動きを緩やかにするイメージだったので驚きました。

結い2101は年率10%のリスクに抑えるという運用方針があるので株式比率は大きく変わることはないので「機動的な運用」という言葉を持つ一般的なイメージからは離れているような気がします。

ザ・2020ビジョンも糸島さんがファンドマネージャーをしていた頃は結構激しく売買していて株式比率もよく変わっていました。今年からチーフポートフォリオマネージャーが伊井さんに変わってどうなるかな?と思ってみていましたが、1月末の現金比率が前月末と比較して+20%とダイナミックな運用は健在のようです。

記事の導入部分で

「独立系運用会社の投信は相場の下げ局面で株式組入比率を低めて価格下落を抑えてくれる特徴があるみたいなので、ある程度安心感がありますね。」

とありますが私のイメージはむしろ逆で、相場に過熱感が出てきた時に株式組入比率を低めた結果、下げ相場入りした時に価格下落を抑えてくれることもあるといった感じです。

記事ではCさんがひふみ投信に下げ相場入りで守るという事を期待しているようですが、藤野さんも下げ相場ではひふみ投信は市場並みに下がると明言しているので過度な期待は禁物です。運用報告会やひふみアカデミーなどで度々ひふみ投信の特徴や運用戦略を話していますので、一度じっくりと聴いてみるとよいと思います。