ひふみのあゆみを元にひふみ投信の2月を振り返ります。
概要
2月のリターンはひふみ投信が-1.69%に対して配当込TOPIXは-0.71%でした。
純資産流出入額
2月のひふみ投信は設定来続いていた流入がついにストップ。3.5億円の流出となりました。2/19、2/20にそれぞれ4.5億円ずつまとまった解約があったのが原因です。
基準価額と日次リスク
2/28時点の日次リスク(250日)は22.48と高めの水準になってきました。
株式・現金比率
株式比率は93.27%とさほど変化はありませんが銘柄数は91とかなり増えてきました。上位10銘柄への比率も21.57%と下がっており、幅広い銘柄に分散して今後の仕込みを行っている状況です。
上位投資銘柄
上位10位までの銘柄群です。あい ホールディングスがトップにたって他は目新しい銘柄は登場していません。一部銘柄は利食いをして新規銘柄を仕込んだり下位銘柄を買い増ししたりしているそうです。
ひふみアカデミー
3月4日に開催されたひふみアカデミーの模様がYouTubeにアップされています。順調にひふみマザーファンドの純資産額が増えていることから今後の運用についても話題にのぼりました。
概要
- 1月にTOPIXに大勝ちしたので反動が出るかと思っていたがそれほどでもなく、上出来ではないが御の字といったところ
- 上昇した銘柄は一部売却を行い、下位銘柄の買い増しや新規銘柄の仕込みをしている。上位銘柄の顔ぶれがやや変わったのはその影響。3月以降この仕込みが生きてくるのでは?
- ひふみ投信は現金比率を自由にできるように設計しているが原則的には銘柄選択でマーケットに立ち向かう。最終的に成績が出るのはいい銘柄を発掘する集団だから。下げ相場でも銘柄選択をあきらめずパニック時に売らないことが大事
- おかげさまで2008年10月1日に69人1.5億円でスタートしたひふみも毎月8%ずつお客様、金額が増えている。現状240億円なのでこのままいけば30ヶ月後には2000億円が見えてくる。3000億円までは現状のやり方でいけると思うがその先をどう突破していくか。アイデアはあり、準備を進めていく。
- 海外株というのも一つの選択肢。3000億円に達したらいきなりではなく少しずつポートフォリオに影響の少ない形で試していく。年初に韓国のIT企業を訪問し、検討しているが他にも中国、インド、台湾、米国なども視野に入れている。とはいえまだ日本に組み入れていない優良銘柄があるのでまずはそちらへの投資が先。あくまでもポートフォリオ全体へのインパクトが少ない形で実験し、その時が来たら皆さんにも報告する。
R&I投信評価
ひふみ投信ブロガーミーティング
4月2日(水)にひふみ投信では初のブロガーミーティングが開催されます。ブロガーの方はぜひ参加を!会場に来られない方向けにUstreamでのビデオ参加もできますよ。
チョクハンまつり&チョクハンまつり番外編
4月12日(土)に直販投信8社による同日3箇所セミナー「チョクハンまつり花の陣」が開催されます。実はその日の夜に8社の代表者が有馬温泉に集まり「有馬会議」を開催するそうです。さらにその流れで13日(日)には京都でセゾン投信の中野社長とチョクハンまつり番外編が開催されます。チョクハンまつり番外編VSセゾン!と題されたこのセミナー、なんだか楽しそうです。先約があって行けませんが東京でも開催して欲しいな〜。