いい投資探検日誌(from 八女)

しあわせをふやす いいお金の使い方を考えています。サステナブル投資家。2017年に新所沢から八女に移住しました。週末は一口馬主を楽しんでます。

日本クラウド証券が投資型クラウドファンディング「クラウドバンク」を開始 第一号ファンドは新興国マイクロファイナンスファンド

日本クラウド証券が投資型クラウドファンディング「クラウドバンク」を始めました。

CrowdBank<クラウドバンク> 新しい投資・資産運用のカタチ。ソーシャルレンディング

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証券会社が行うクラウドファンディングという事で投資型の商品が予定されており、事前に予想投資利回りが設定されていてファンドの実績に応じた配当がなされるようです。

第一号ファンドとして新興国マイクロファイナンスファンド が募集されています。

ファンド概要

  • 募集金額          5,000万円
  • 税引前予想投資利回り(変動)   5.0%
  • 最低投資額         3万円
  • 投資期間          6ヶ月
  • 分配金支払月        3ヶ月ごと
  • 担保・保証         なし

投資先として東南アジアのマイクロファイナンス機関と言われていますが実際にどこに投資するかはDWMアセット・マネジメント社が選定するようです。

DWMアセット・マネジメントは大和マイクロファイナンス・ファンドにおいても実際のマイクロファイナンス機関への投資を行っているマイクロファイナンス向け大手機関投資家です。

予想投資利回りが設定されていますが、現地通貨建てで融資が実行されるため為替リスクは存在します。融資先は分散されるようですので大和マイクロファイナンス・ファンドの例から考えても新興国へ投資する程度の為替リスクは見積もっておく必要がありそうです。(為替リスクのある商品に予想投資利回りを表示するのはミスリードを生まないかちょっと心配です)

満期が6ヶ月に設定されていますので、現地のマイクロファイナンス機関にとって短期の借り入れということになってしまうとは思いますが、販売用資料にも書いてあるとおり「あなたの資産の一部を新興国の貧困層にシェアしてみませんか?」という気持ちで投資するのがよさそうです。

また、ファンドのコストが明らかになっていないのでその辺も詳しく知りたいところです。

今後、不動産担保型ローンファンド、中小企業支援型ローンファンド、代替エネルギー特化型ローンファンド、中小企業向け担保型ローンファンド、新興国不動産担保型ローンファンドなどが販売される予定のようですが、まずは裾野が広がったことを歓迎しつつ実際のところはどうなのか確認してみたいと思います。